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イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

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プリパラ:第138話『誕生!? 神アイドル』感想

アニメ プリパラ

神の頂を目指して走り続けてきたプリパラにも、ついに運命の瞬間が訪れる第138話。
ジュリィ&ジャニスの神ツインズを相手にどういう説得力を見せるかが重要な回でしたが、人の生きざまを慈しむ神々の愛をしっかり受け取り、人の側からこれまでの物語を総括する、見事なアンサーでした。
これまで二年九ヶ月、プリパラを支えてきた『みんなトモダチ、みんなアイドル』という金看板を主人公たちがどう背負い、どう表現するか。
総決算にふさわしい真っ向勝負で、丁寧に答えを出してくれたと思います。

というわけでエキストラステージ、神VS人類最強の戦いです。
僕は『神GPに入ってからのプリパラは、『これまで何をやってきたか』もしくは『これまで何を語り切れなかったか』の、2つの切り口がある』と言ってきたわけですが、今回は『これまでやってきたこと』を振り返ることが、神を乗り越え勝負を超えた領域にステージを持っていくという、新しい表現にたどり着いた感じを受けました。
第1期ラストがファルルとの雌雄を決する闘いではなく、ファルルの魂を呼び戻すためのステージだったことを考えると、原点回帰とも言えるかな。

今回のステージは、神サイドが用意した『神を乗り越えられるか、否か』という問いに対し、人間代表であるソラミが『勝ち負けじゃなく、一緒にステージを作り上げていく』という答えを返し、勝敗の構図自体を無効化したことで、神が人間を認める話でした。
誰が上で誰が下かを明確に、厳しいジャッジが必ず下される神GP。
それはそれで優れたルールであり、せめぎ合いの中でしか表現しきれない強さや優しさがあったと思いますが、パラ宿最後の決戦形式のステージで一旦そのルールを外し、作品のテーマをステージで表現し直したのは、太い運び方だと思いました。

『みんなトモダチ、みんなアイドル』というモットーは矛盾をはらんでいて、『アイドルとして競い合う相手を、どうトモダチとして受け止めるのか』という疑問が、プリパラには常にあった。
それは競技路線のセレパラが暴き立てようとして、巧く掘りきれなかったネタだと思うわけですが、実力差に嘘をつかなかった神GPの描写が背景にあることで、今回示されたアンサーには強い説得力が宿ったと思います。
誰が上で誰が下という、競技性(『アイドル』)の垂直軸と、勝ち負け関係なく手を取り合える、友愛(『トモダチ』)の水平性。
これらは矛盾するものではなく、相互に受け入れ合い補い合うことで、世界を広げていくものなのだという境地は、『乗り越えるべき敵』だったはずの神達が人間の領域に降りてきて、一緒に歌い踊ってしまうステージ信仰の中で、見事に表現されていました。
こういう軸のずらし方が許されるのも、トーナメントを終えたあとのエクストラステージの強みであり、『新曲』というタマをここで出してきたのと同じ理由かな、と思います。


神GPはコミカルな描写の中で、才能や実力の差には嘘をつかず、それを乗り越える時は特別なロジックをちゃんと用意してきました。
競い合い、神を目指す『アイドル』というプリパラの大事な足場の一つを、五回に分け別角度から照射するお話だったと思います。
そこで真剣だったからこそ、今回らぁら達が出した『トモダチだからアイドルを目指せて、アイドルだからトモダチであり続けられる』という(ともすれば空疎ないいとこ取りになってしまう)答えにも、説得力が出たと思います。

『後出しだからこそ出来る、新しいアンサーソング』という選曲も、彼女たちの結論に重さを与えていました。
"Girl's Fantasy"で描かれている、女神目線のアイドルへの慈愛、これまで積み上げてきた営みへの愛情。
背景に自分たちではなく、名前もないモブ達含めたアイドルの『これまで』を映す演出は、第124話でジュリィが見せたアイドル全てへの分け隔てない対応と呼応しています。
女神の座である天上から地上へと注がれる、『アイドル』への無条件で広大な愛情。
最後の舞台で女神たちが"Girl's Fantasy"を選んだのは、それこそが私達のあり方なのだというメッセージを強く感じます。

第135話でソラミスマイルは、『自分たちこそが頂点であり、アイドルを引っ張り上げていく存在なのだ』と歌ったトリコロールの垂直軸に対し、『パラ宿という場所で、ゼロから『みんな』と積み上げてきたものがあるんだ』という水平軸への転換で説得力を生み出し、逆転を果たします。
今回の"組曲フォーエバー☆フレンズ ~第一楽章~「I FRIEND YOU!!」"は、そういう価値観の転倒よりは、"Girl's Fantasy"に込められたメッセージを共有しつつ、地上から天上を、2年9ヶ月ずっと『神アイドル』目指して物語を積んできた自分たちの視線を追加する、相乗効果での勝利(というか、闘争構造自体の無化)を感じました。
『神が用意した枠組みそれ自体を壊してしまった以上、人間は神を乗り越え、神アイドルになる』というロジックには、強い説得力を感じました。

"Girl's Fantasy"はアイドルという存在の素晴らしさ、高め合いわかり合うことの意味を、懐かしい曲調に乗せて歌い上げています。
そしてファンの中からい出て、ファンの中で常に歌い、ファンの中から高みに上っていったソラミスマイルにとっても、『アイドル』は素晴らしいもので、無条件に愛するべき『トモダチ』です。
自分たちが大事にしているもの、謳うべき舞台は実は同じもので、『女神』と『人間』という視点だけが違う。
そして『女神』も『人間』もアイドルとして謳うことが出来る以上、2つの立場には共感の橋がかかっている。
神GPの延長線上にある『勝負』に思えたステージは実は、同じものを讃え歌い合う共演の場であり、『新曲禁止』というルールの隙間に気付き、『組曲』という相手の参加を前提とした曲の形態を選び取った時点で、人間は神が用意した回答を飛び越えたのでしょう。
と言うかむしろ、そういう回答を望んで、女神たちは『勝負』を仕掛けてきた感じもありますね。


2つのステージでだいたいのことが進行する今回、曲と曲の合間で大事な描写がありました。
そふぃが登場以来付き合ってきた『体力のなさ』を飲み込み、自力で立ち上がる描写です。
レッドフラッシュに頼らないと、ステージを完遂できないそふぃの『弱さ』は、彼女のキャラクター性として大事に、丁寧に描かれてきました。
そふぃの『弱さ』は強くなって克服するものではなく、自分の一部として認めた上で、夢と共存できる方法を考えていくものでした。
『弱さ』や『短所』にまつわるそういう描き方は、非常にプリパラ的だなと常々思っていて、最後の決戦になる今回、そふぃが明確に己の弱点を飲み込んだ描写が入ったのは、凄く良いな、と思いました。

同時に『ああ、終わるんだなぁ』とも思った。
濃い目の味付けでキャラを回し、ドタバタ楽しいコメディを維持してきたプリパラにとって、『欠点』との付き合い方をキャラが学習していくことは、物語の燃料を燃やすことでもあります。
ひびきが『トモダチ』に決着をつけたり、各ユニットが敗北の中で『自分たちらしさ』に立ち返って確認するたびに感じていた『ああ、終わるんだなぁ』という感慨を、ついに体力のなさを乗り越え、最後のステージを問題なくこなしたそふぃを見たときに、凄く強く感じました。
それはちょっとだけ寂しくて、でもとても嬉しい、大きな変化です。
人間が神の問いを乗り越える今回、『最初から完成されているのではなく、一歩ずつ成長していく』人間の強さをソフィが代表したのも、良い響き合いでした。

過去との響き合いという意味では、あれだけ欲していたロッドを投げ捨て、姉とともに消えていったジャニスがあまりにもエモ過ぎた。
かつて自分のすべてだった権力の象徴は、もうジャニスには必要ないわけです。
姉を蹴落とし女神として人間をコントロールする代わりに、姉と一緒に消えても問題ないと人間を信じて、嵐の中に飛び込んでいく。
ジャニスがこの物語の中で何を手に入れたかがギュッと圧縮されていて、彼女が好きな視聴者としては嬉しい展開でした。
ジャニスが色々ツンツンしてくれたおかげで、3期後半の主人公であるノンシュガーの物語も粒が立ったし、彼女自身の変化の物語もアツかったしなぁ……良い見せ場だった。


ジャニスとジュリィの消失を『良い見せ場』と振り返るためには、最後の試練を乗り越えなければいけません。
人を超え、神を超え、ついにシステム自体に挑むスケールの広げ方は、二年九ヶ月という時間だけが可能にする、壮大さと手触りの同居でしょう。
こんだけ話がデカくなってるのに、『まぁ、システムには勝たなきゃいけないよな』と思えるのは、過去エピで世界のクソっぷりを散々描写し続けた成果であるし、神アイドルになっても問題が無条件には解決しない予感を、丁寧に積んだおかげでもある。
良いクライマックスだと思います。

プリパラシリーズ全体が何を描いてきたかは今回結構明瞭に描けたと思うのですが、らぁらは今回の勝負、あくまで『神GPを勝ち抜いた人類代表』という側面だけを出していて、『ジュルルのママ』という要素は抑えていました。
三期が丁寧に追いかけてきた、一人の赤ん坊と一人の少女の物語に、どういうアンサーを出すのか。
散々振り回されてきた無常なるシステムに、主人公たちはどういう結論を出すのか。
プリパラ総決算のラストクールもいよいよ大詰め、非常に楽しみです。

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