Dr.STONEを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
科学と友情の合体技で、暴君マグマを倒した科学王国。銀狼の暴走を殴り倒し、休む暇もなくサルファ剤完成へと突き進む。
科学は病魔を克服しうるのか。かつて、幾度となく人類が挑んだ永遠の闘いへ、千空も進む。
そしてその先にある、新たな景色へと…。
というわけで、石神村編クライマックス!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
軽くイカれた銀狼を殴り倒し、村長の地位を奪っては捨て、命の薬を完成させるところまで一気にゴー! なお話である。
休まずダレ場を創らないスピード感は今回も健在で、治ったと思ったら、また大きな真相が出てくるわけだ。
いかにもジャンプ的な盛り上がりを生んだ御前試合だけど、科学王国の目標はあくまでサルファ剤の完成、目的は人命救助と村との融和である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
『殴り合いに勝つのは、誰かを助けるための途中経過』というのは非常にこのお話らしい。ホント救命ばっかりやってるな、千空くん…。
その目的の前で、銀ちゃんのトチ狂いバトルが発生するのはご愛嬌というか、まぁ銀ちゃんだよねというか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
時々かっこいい所見せつつ、基本お調子乗りのビビリってのがキャラなので、カッコよくは終われない。その分、すぐさま見せ場くるからさぁ…。(ネタバレ人間)
今回は今まで積み上げてきたものの集大成ということで、サルファ剤を作るまでの歩みの中で、手に入れた人間関係が総括されるのが気持ちよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
妖術師への不信感に割れる村を、金狼が説得できるのは、彼が生真面目に門番を役目を果たしてきたからこそだ。
アウトサイダーとマジョリティの接点を抑え、”門”から科学王国の内実を見定めてきた男の言葉だからこそ、村人は動揺を抑えて聞き届ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
金狼がそういう骨折りをする理由も、今までの歩みの中でしっかり描かれてきた。積み上げたドミノが倒れて、一つの結末にたどり着く楽しさ。
これは村に入れない蝙蝠も同じで、コーラの伏線大回収である。薄っぺらな同盟を、千空は忘れる男ではない。だが、堂々差し出すほど面の皮も厚くない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
ホントゲンちゃん、千空と科学王国が好きすぎてヤバい。そら涙も出るわ…世界最高のコーラでしょ
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わざわざ手書きのラベルを描き、コーラ瓶をオーダーメイドしてまで、ゲンとの契約を果たす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
千空もまた、科学を信じて集った仲間が好きすぎな男である。サルファ剤を完成させることで得る信頼は、そんな絆を村レベルに広げていく。
律儀な友情こそが、科学チートよりも強い妖術なのだな。
聴診に検死、投薬。DrSTONEの”Dr”は博士だけでなく、医者でもある。ドクター千空の総回診ですッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
あくまでクールに、失敗の可能性を視野に入れつつも不屈に”医者”をする千空が、病魔に打ち勝った瞬間握りしめた拳。
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千空は相当色んな不安を抑えて、ルリの治療をしていたんだと思う。ぶっつけ本番時間話し、サルファ剤が効かない菌種だったらアウト。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
かつて硫酸を命がけで取りに行ったときのように、震えを握り殺して、クールを装う。自分が揺れたら、科学王国と患者ごと心中である。
そういうプレッシャーが強かったからこそ、そして命が助かる喜びが大きいからこそ、彼は似合わぬガッツポーズを決めたのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
色恋沙汰に興味はないが、助かる命は救いたい。とんだ博愛野郎である。そのクセハードボイルドのツンデレなんだよなぁ…。
娘恋しゆえのコクヨウの疑念を、コハクが、仲間たちが受け止めていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
怪しげな魔術ではなく、確かな再現性を持った科学という技術。それは誰かを不幸にするためではなく、皆を幸福にするためにある。そんな信念が、仲間を連れてきた
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口下手なリーダーの生き様は、ルリの命を救い、コクヨウの心を動かす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
村長の頑なさを切り崩すことで、村全体が千空の科学王国になる流れがスッと入ってくるのは、とても上手い。適切な障害設定が、サクセスの楽しさを何倍にもするわけだ。
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コハクの愚直な献身が、科学チート野郎の救命を間に合う時間を稼いだって補足も、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
最終的にはスーパー主人公様の大活躍で状況は動くんだけども、それまで必死に思いを積み重ねた人が蔑ろにされるわけではない。その献身があったればこそ、主役が間に合うことができたのだ。
毎日毎日重たい温泉を運んで、”いつか”を諦めなかったコハクの仕事を、千空はやっぱりちゃんと見てる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
スカシた上から野郎に思えて、主役が情に厚く視野が広い男だってのは、このお話の非常に良いところだ。感謝もするし、努力も認める。それはそれとして、スカシた憎まれ口は絶やさない。クールだ…
かくして奇跡を掴み、科学王国の領土を石神村全体に広げた千空。そのルーツに、己が深く食い込んでいることを巫女が告げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
一つ何かを成し遂げたら、休むまもなく次の展開。このハイスピード&ハイテンポは、やっぱり気持ちがいい。
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石化光線でぶった切られたはずの、文明世界との縁。父との絆。遥かな時間を超えて、ストーンワールドの救世主が出会う真実とは。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月12日
次週、あえて伏せられていた千空の家族の物語。怒涛の伏線回収を、アニメがどう描くか。来週も楽しみですね。