イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム:第12話『XX ダブルクロス』感想

人生という劇場で間諜という役割を演じる怪物たちの物語、ついに最終回ッ!!スパイになりきれない軍人で始まったこのお話ですが、最終話もまたスパイになりきれない軍人の物語でした。さんざんさすDのスタイリッシュさで推しておいて、第1エピソードで強調…

ジョーカー・ゲーム:第11話『棺』 感想

爆発寸前のきな臭い世界を巡るスパイ良い旅夢気分、今週の舞台はドイツ。 隻眼のスパイマスターが偶発的事故の裏に、かつての因縁の匂いを感じ取り……という塩梅のお話でして、D機関がなぜ『スパイは死ぬな』と口を酸っぱくして言い続けたのか、その理由がわ…

ジョーカー・ゲーム:第10話『追跡』感想

『知は力なり、それも実行力を伴う強烈な暴力なり』を信条とするインテリジェント・パワー・アニメ、今週は結城中佐・ジ・オリジン。『そろそろD機関にも慣れてきただろうし、その中枢に迫る話行っちゃうかー!!』と思わせておいて、その全てが遠大なる計画…

ジョーカー・ゲーム:第9話『ダブル・ジョーカー(後編)』感想

陸軍精鋭によるもう一つのジョーカー! 冴え渡る知略と知略!! 帝都を舞台に血沸き肉踊る超人スパイVS超人スパイッ!!! っていう展開にはならなかった、風機関エピソード後編でした。前後編つうコトで前回の泥臭いダメダメっぷりを足場に、なにかさわやか…

ジョーカー・ゲーム:第8話『ダブル・ジョーカー』

歴史は光の中だけではなく暗がりの奥でも作られているアニメーション、風機関推参な前編。金で絡めて終われば殺す、スマートなD機関とは全く違う『殺せ、殺される』を是とする風機関の陰惨な泥臭ささが、じわりと匂うお話でした。こうして対比物を置かれると…

ジョーカー・ゲーム:第7話『暗号名ケルベロス』感想

謀略という神に奉仕するスパイという名前の司祭の祈祷書、今週は船上の決戦。『オメーらが女っけ少なすぎるとか言うから、今週は可愛いロリ出しましたよロリ!』と思ったのか思わなかったのか、犬と幼女が出てきて普段より色合いのある話でした。いつも華麗…

ジョーカー・ゲーム:第6話『アジア・エクスプレス』感想

知恵と謀略がモダンな世界を駆け巡るスパイ・サスペンス、今週は特急あじあ号殺人事件。満州鉄道が誇る弾丸特急を舞台に、誰が情報提供者を殺したのかというサスペンス要素と、スパイ田崎の諜報手品の冴えを楽しむ回でした。必要とあれば子供すら道具として…

ジョーカー・ゲーム:第5話『ロビンソン』感想

陰謀が渦を巻く世界まるごとスパイ歩き、今週の舞台は霧のロンドン……って割りには閉鎖空間で展開してたな。無敵のD機関様がクソ外交官の情報リークで捕まっちゃって大ピンチ! と思わせてからの、十重二十重に罠を張り巡らせた裏の書き合いが、黄瀬和哉さん…

ジョーカー・ゲーム:第4話『魔都』感想

謀略と戦争の世紀を様々な角度から切り取るエスピオネージェンツ・アクション、今週は退廃の魔都・上海が舞台。朴訥な憲兵軍曹を主人公に、憲兵隊内部の腐敗を追いかける……というお話しの外側に、事件全ての脚本を描き役者を操ったD機関の手際が用意されてい…

ジョーカー・ゲーム:第3話『誤算』感想

D機関員の奇妙な日常を追いかけるスパイアクションアニメ、今週は占領下フランスを舞台にした情報限定知略戦。……という割には、みんな大好き粉塵爆発が出てきたり、超スゴイ級の暗示がサラッと使いこなされたり、外傷による記憶喪失にも対応できるD機関式意…

ジョーカー・ゲーム:第2話『ジョーカー・ゲーム(後編)』感想

煮詰まった戦中政治事情をスパイたちが泳ぐさまを、IGのイカす作画と川井憲次のゴキゲンな音楽でお送りするアニメ、今週は第1エピソード後編。前回さんざん性格の悪いイケメンたちにイジられた佐久間さんが、ハラキリピンチから覚醒し、スパイのやり口を盗み…

ジョーカー・ゲーム:第1話『ジョーカー・ゲーム(前編)』感想

Production I.Gが春アニメ戦線に殴り込みをかけるのは、戦中を舞台にしたスパイアクション。暗くて湿って重たい、いかにもIGという感じの画面で展開するのは、女っ気とアクション完全排除の地道なお話であり、舞台設定と相まって"閃光のナイトレイド"思い出…