イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

文豪とアルケミスト

話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選

色々あった今年ももう終わり、最後に恒例の10選企画をやっていきます。今年から集計を aninado さんがしていただけることになりました。ありがたいことです。よろしくお願いいたします。 ・ルール・2019年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送…

秋風幽かに尾花を揺らす-2020年7月期アニメ総評&ベストエピソード-

・はじめにこの記事は、2020年4~6月期に僕が見たアニメ、見終えたアニメを総論し、ベストエピソードを選出していく記事です。各話で感想を書いていくと、どうしてもトータルどうだったかを書き記す場所がないし、あえて『最高の一話』を選ぶことで、作品に…

文豪とアルケミスト:第13話『歯車 後編』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第13話を見る。最後の文豪として、”歯車”に潜る太宰。激闘は書き換えられた物語を超え、図書館を焼く。『人を殺し、何が文学かッ!』吠える怪物に罪の刃で応え、交わる思いと思い。炎の先にある新生は、文豪に新たな夜明…

文豪とアルケミスト:第12話『歯車 前編』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第12話『歯車 全編』を見る。文豪相打つ修羅界に、黒い瞳が燃えて揺れる。甦る記憶が教えるのは、焼き尽くすことで書き換える、一つの運命、一つの愛。侵食者・芥川龍之介が、黒い炎で全てを燃やす。その灰の中に、燦然と…

文豪とアルケミスト:第11話『恩讐の彼方に』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第10話を見る。図書館は揺れていた。黒き炎を宿した”芥川龍之介”は、敵か味方か。何が真実で、何が断ち切るべき欺瞞か。青の洞門の眼前で、震えながら握った”讐”の一刀。せき止める”恩”の一撃。かくして、文豪相打つ。— …

文豪とアルケミスト:第10話『藪の中』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第10話を見る。茫漠と離人しながら、戦士としての宿命に身を委ねた”芥川”を裁く、狭間からの視点。証言を集めるほどにぼやけていく、藪の中の正義。戦友か、仇敵か。真実か、偽物か。問いは新たな謎を生み、青黒い炎は静…

文豪とアルケミスト:第9話『人間失格 後編』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第9話を見る。(承前)さて、静かで重たい作品世界とキャラクターの読解を経て、潜書とバトルが始まる。道化の告白は血みどろスプラッタへと変わり、葉蔵は学生服の殺人鬼と化した。©2016 EXNOA LLC/文豪とアルケミスト製…

文豪とアルケミスト:第8話『人間失格 前編』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第8話・第9話を見る。志賀の死が殯の寂しさを伸ばす図書館で、道化は踊り賢者は睨む。芥川の中で燃える青い炎は、言葉となって太宰を焼く。文学を焼くものは、文学をしたため得るのか?この世界でその問いは筆の先ではな…

文豪とアルケミスト:第6話&第7話『地獄変 上下』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第6話・第7話『地獄変 前後編』を見る。”小説の神様”志賀直哉の顕現が、図書館に波紋を引き起こす。明るく楽しい料理対決から、突然の黒変へ。”地獄変”の呪いに囚われた芥川を救うべく、太宰と志賀は本へ潜る。批評者もま…

文豪とアルケミスト:第4話&第5話『月に吠える 上下』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~ 第4話・第5話を見る。”詩とは感情の神経を掴んだものである。生きて働く心理学である。”詩人はイマージュの迷宮に、自作を焼く。遠い何処かの夢のなか、文学が繋ぐ想いのかけら。そこに反射する、それぞれのエゴイズム。…

文豪とアルケミスト:第2話&第3話『桜の森の満開の下 上下』感想ツイートまとめ

文豪とアルケミスト 第2話・第3話『桜の森の満開の下 前編(上下)』を見る。歯車に閉ざされ図書に満ちた、文豪たちの清潔な監獄。潜書者達の新たな戦場は、桜と女が折り重なる、堕落と孤独の錦絵図だった。自作に囚われた坂口安吾を巡り、交錯する文豪たち…

文豪とアルケミスト:第1話『走れメロス』感想ツイートまとめ

・端書き (これから『文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~』第1話の感想を書きます。時流その他で新番組の層が薄い…てのもありますが、気にかけつつしっかり見れなかった番組を、後追いながら自分なり見るいいチャンスだと思い、この作品を見ていくことにし…