イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

読書

『弟の夫』総論

『弟の夫(田亀源五郎、双葉社)』読了。ゲイでガイジンで、疎遠だった弟のパートナー。父子家庭に青天の霹靂のごとく訪れた異物との奇妙な日常、そこからの勇気ある跳躍を経て、主人公が家族と弟の死、よりオープンな世界を是するまでの物語。間違いなく世…

『書くことについて』感想ツイートまとめ

『書くことについて(スティーヴン・キング著、田村義進訳、小学館文庫)』読了。英字タイトルは『On writhing:A memoir of the craft』であり、モダンホラーの巨人が率直に作家としての回想と執筆法についてまとめた本。— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017…

ボールルームへようこそ 九巻:感想ツイートまとめ

ボールルームへようこそ 九巻(竹内友、講談社)読了。実に二年ぶり、アニメ化直前での九巻刊行となった、競技ダンス青春スポ根。究極のじゃじゃ馬パートナーちーちゃん相手に悪戦苦闘してきた多々良が『何か』を掴みかける本筋もアツいが、なにより明がやべ…

やがて君になる:1巻から3巻感想ツイートまとめ

『やがて君になる(仲谷鳰、電撃コミックNEXT)』1巻から3感までを読了。誰かの特別になることに実感がわかない少女と、失われたモノの再誕を己に任じ続ける少女との、凶暴な衝突の軌跡。甘くコーティングされた毒薬、苦味を装った純情。情景の分解度が圧倒…

『ゾンビ最強完全ガイド』感想

『ゾンビ最強完全ガイド(ロジャー・ラックハースト著、福田篤人訳、エクスナレッジ)』読了。邦題マジ最悪だが、中身は英字タイトルの『zombie:A Cultural history』にふさわしく、非常にどっしりしたゾンビ研究の本。ハイチから日本まで、空間と時間を踏…

『フードトラップ(マイケル・モス著、本間徳子訳、日経BP)』感想

『フードトラップ』(マイケル・モス著、本間徳子訳、日経BP)読了。サブタイトルは『食品に仕掛けられた至福の罠』、英字タイトルは『Salt,Sugar,Fat』。英字タイトルのとおり、加工食品産業のなかで塩分、糖分、脂肪分がどう扱われ、健康を害し、富を生み…

小さな魔女からの連想 -"リトルウィッチアカデミア"に繋がる、9つのブックレビュー-

そろそろクール折り返しとなる、リトルウィッチアカデミア。 様々な文脈に目配せを飛ばしつつ、主人公・アッコを筆頭とする少女(そして少年)が青春という季節、迫りくる運命に真正面から向かっていく姿が、いきいきと描かれています。今回はそんなアニメを…

『メディア・モンスター(曲沼美恵、草思社)』感想

『メディア・モンスター(曲沼美恵、草思社)』読了。サブタイトルは『誰が「黒川紀章」を殺したか』であり、戦後から平成にかけて、『日本最初にして最後のメディア型建築家』として駆け抜けた男の評伝。— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月12日 分厚…

スーパー・コンプリケーション

『スーパー・コンプリケーション -伝説の時計が産まれるまで-』(ステイシー・パーマン著、武藤陽生・黒木章人訳、太田出版)読了。 1000万ドル-約10億円-の値を付けた超複雑時計と、それに魅せられた二人のミリオネアの人生を中心に、超高級時計の世界に…

AKB49 18

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。もはや生AKBとは完全に違う速度を歩いている、ド根性アイドルストーリーの十八巻目。難波編が前回始まりまして、パフォーマンスの栄に続いて笑いの大阪っつーことで、コッテコテの悪の親玉が「お前は大映ドラマか」と…

俺物語!! 5

アルコ×河原和音、集英社。心の優しいゴリラが人生の真理を見つけていく愛のファンタジー、五巻目。前回から引っ張った西城さん失恋編と、他人の色恋編と、武男クンはじめてのチュー編という構成。相変わらず武男クンが男前すぎピュアピュア過ぎのドリーミー…

乙嫁語り 6

森薫、エンターブレイン。中央アジアの片隅で、ひっそり暮らしている方々の漫画も六巻目。いつものんびりのほほんとしていた乙嫁でしたが、今回はガッチンガッチンに戦争であります。死人も出ます。……戦争も前にやったし、死人も出た気がするな……よくよく考…

ハクメイとミコチ 2

樫木祐人、エンターブレイン。妖精さんが森の中で、働いたりご飯を食べたり髪を切ったりご飯を作ったり。現在のイーハトーブ漫画、待望の二巻目。ある程度の安定路線に乗ったのか、二話使った長尺のお話なんかも乗りつつ、基本は妖精二人を取り巻く愉快で厳…

オトメの帝国 04&05

岸虎次郎、集英社。可愛い女子高生がカップルでどんどん出てくる漫画、今回は四巻と互換を同時刊行。回マタギの話が増えてきて(特に山田先輩関係)、オムニバス短編というよりは分割された中編を並行で流すような形式になってきたので、同時刊行は正直あり…

8 エイト 3

楠みちはる、講談社。ロックンロールと青春のカクテル漫画、三巻目。今回は群像劇らしく、今まで世界の中心だったエイトから少し視点を外して、周囲の人達の物語が展開した感じでした。エイトも上京フラグが立ったり、シャドウボクシングをしたり、学校停学…

おおきく振りかぶって 22

ひぐちアサ、講談社。高校生が野球したり青春したりする漫画も、ザックリと22巻目。秋大会第一試合、VS武蔵野第一も佳境であります。今回の戦いはお互いのメッキ、どっちが早く剥げるかという試合だと思います。西浦は魔法のボール「まっすぐ」、武蔵野第一…

あまんちゅ! 7

天野こずえ、マッグガーデン。伊豆でダイビング、時々日常する漫画の季節も秋。今回もいい塩梅にキャラが周りイベントが起こり、ボリュームのある展開でした。とりあえず、新規デザイン多すぎィ! ドライスーツと新規開発のBCD、各種仮装に私服がたくさん、…

帝一の國 7

古屋兎丸、集英社。バカどもがエリート校で青春したり陰謀したりする漫画、七巻目にして一区切り。一大イベントであった生徒会選挙に終止符が打たれ、ついでに帝一の三角関係も新たな局面に。どんなにあほあほなバカ高校生でも、一段落つくとやはり感慨のよ…

くまみこ 1

吉本ますめ、メディアファクトリー。フラッパーで連載している、ど田舎で巫女さん中学生と喋るクマがのったりのったり暮らす漫画。シチュエーションとしては萌え四コマみたいな刺のなさだが、さすがフラッパー連載。巫女さんはややヒネてるし、熊はテクノロ…

グラゼニ 12巻

森高夕次×アダチケイジ、講談社。前回ついに日本一の高みにチームが立っちゃった、プロ野球界の裏庭でウロウロするはずの漫画。主人公であるはずの凡田は今回ほぼ脇役で、メインは新キャラの記者、背中叩かれ系ピッチ森脇サン、そしてスパイダーズ打撃陣とい…

AKB49 16

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。アイドルが名古屋で頑張るエピソードもついに最終局面。SKE編に決着が付き、一つの区切りがついた感じです。上げて下げて上げて、テンションの乱高下の激しい如何にもラストバトルという感じのステージでした。一人残…

3月のライオン 9

羽海野チカ、白泉社。将棋青春日記もそろそろ二桁の大台に乗りそう。でも今回は大きな勝負は特になく、脇のキャラ達の人生模様をまったり描いております。取り敢えず、ライオン史上最も凄惨だったイジメ編の遺産、高城さんの処理から……処理できてねーッ! 非…

ボールルームへようこそ 5

竹内友、講談社。社交ダンス青春絵巻の五巻目。天平杯という大きな山を越えて、高校に進学したり新キャラが出てきたり第二章開始、という感じの内容。花岡さんは憧れの相手兼ライバル(17話のほんわかした空気からライバル宣言で引き締まる流れは、マジカッ…

オールラウンダー廻 12

遠藤浩輝、講談社。MMAに青春を注ぎ込む男の子のお話、十二巻目。大阪編もタカシの個別エピも終わりましたので、北陸に行ってグラップリングするエピソード。帯では妙に温泉推してましたが、遠藤先生の描く女体は固そうであんまエロくないので、そこはあんま…

とある科学の超電磁砲 9

冬川基×鎌池和馬、アスキー・メディアワークス。極東のゴッサムシティで、少年少女が酷いことになる漫画の9巻目。とりあえず、食蜂さんスイマセンでしたッ!!(開幕土下座)アナタ面倒くさいツンデレといいますか、この街に壊された真心の持ち主と言います…

俺物語!! 4

アルコ×河原和音、集英社。快男児が、恋に友情に人生に駆け巡る漫画の四巻目。今回は砂川のおねーさんのお話と、猛男クンに接近してくる女の子が? というお話の二本立て。エピソード0的な読み切りも乗ってました。恋敵のエンゲージメントはさすがに大ネタと…

AKB49 15

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。名古屋に出張アイドル根性物語、十五巻目。今回はSKEファン全員に認められる、というムチャぶりを攻略していく回。青票というビジュアル的に解り易いトークンと、キャラ立てた七人を順番に攻略していくクエスト感が相…

少女ファイト 10

日本橋ヨヲコ、講談社。一年スパンの単行本発行が、そろそろ身体に馴染み始めたバリボ青春マンガの十巻目。今回は厚子の家庭事情と、真理の死の掘り下げ、そして東京大会の準備と本番という内容。10巻にしてようやく、バレーボールという競技の細かい技術に…

帝一の國 六

古屋兎丸、集英社。盆暗共が天下を目指す! 学園政治闘争コメディの六巻目。氷室ーランド建国の危機に、ついにゲンナマに手を出す氷室先輩。我らが(一応)主役、帝一の繰り出す奇策で票読みはサッパリ読めなくなり、マイム・マイムと泣き落としがせめぎ合い…

てるみな 1

Kashmir、白泉社。「Kashmir先生ね、今度ウチ新しい雑誌作るんですよ。全編読み切り描きおろしでね、自由に描いて欲しいわけ。だからこう、Kashmir先生もさ、普段つけてる枷みたいのをね、破っていただきたいわけですよー」とか言う打ち合わせが楽園編集部と…