huke×鈴木小波、角川書店。ロックとデッドの地獄旅行二巻目。基本的なラインはあんま一巻と変わらず、オモシロ愉快なヨドミのドミニオンを、ロックさんの真心で浄化する正統派魔法少女モノ、だと僕は思った。「記憶を取り戻す」という目的が明確になって、漫画としてクッキリしたのは収穫。
ロックちゃんは記憶と笑顔をだんだん取り戻して、人間味と言うかキャラ表現の幅が増えてきた。この話根っこはロックのリハビリ物語なので、必要なプロセスだと思う。腹パンされたり笑顔曇らされたりするのもまぁ、必要経費。小波さんが"ロックちゃんにひどいことし隊"筆頭なのは秘密だ。
もう一つの主役であるデッドさんは相変わらず面倒くさいレズだった。なんか想い人いるみたいだったけど、ロックへのちょっかいの出し方と、メガネレズへの対応を見るだに「早うつぼみ行け」と思った。「おっす吐き気を催す邪悪です」って感じの人も出てきて、上手くまとまってきたかな。やっぱいい漫画だ。
