イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

あまんちゅ! 4

天野こずえマッグガーデン。伊豆を舞台に女の子がダイビングとかで青春する漫画の四巻目。前巻から約一年半と、かなりスパンが開きましたが、どーやら天野先生お母さんになられたようで。それでも単行本が出るあたり、天野こずえだなと感心したりした。流石だ。
内容の方はいつものこっ恥ずかしい(褒め言葉)青春賛歌メインで、ちょっと変奏な猫話が一つ間に挟まり、てこの友達が襲来する連作が最後に待ってる展開。女体へのフェティッシュは相変わらずバリバリしてて、特に姉ちゃんセンパイが餌食になってた印象。先輩メインの22話は、なんというか女体密度が濃かった。P80の尻が喋ってる構図が結構好き。
ラスト二話はちょっと世界に広がりを感じる、てこの友達が伊東にやってくる話。この漫画爽やかーな外面のわりにめんどくせぇ女ばっかり出てくる漫画で、多分にもれず友人一号ちづるちゃんも面倒くさい女だった。てこを変えてしまったぴかりが「嫌い」なのではなく、「嫌いになろうとする」あたり、なかなか病根深い。
が、こういうめんどくさい女に特攻持ってるのが我らが天然系ネアカ主人公ぴかりな訳で、伊豆の旨い飯食わせて、綺麗な海でダイビングさせて、おまけでピンチを三回くらい助けたらチョロイもんでした。ジゴロ力高いなぁぴかりは。P159で表現されてる、海中特有の"あ、このままだと死ぬな"感はちょっと共感する。そこをピンポイントで助けてくれたのだから、ちずるちゃんがチョロ蔵というわけでもないか。いつもの気持いい空気に加え、ちょっと横幅も見せた四巻だったと思います。