イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

オールラウンダー廻 8

遠藤浩輝講談社修斗に青春をかける男女の群像劇八巻目。今回は柔術編の後半と、大阪編の前半という感じの収録内容。柔術編の方は桃子がサクッと勝ってサクっと負けた。ここで桃子が優勝してしまうと、もうやること無いのでしっかり負けさせるのは手堅いと思いました。いかにもIQ柔術しますって顔した眼鏡は、今後も出番があるんでしょうか。
個人的には小笠原さんがまた負けたのがちょっとガックリです。性格も戦い方も、すごく好きなんですよね小笠原さん。システマティックな柔術から、積極的に極めを狙っていくスタイルに"変化"しているのがイイ。この漫画は、競技の中に含まれる技術や理論、価値観などが進化する過程を丁寧に書いているところが魅力なんですが(たとえばP86の筋トレ描写)、それが一番出てるキャラかなぁとか思う。
大阪編はまだ取っ掛かりでどうとも言えませんが、やっぱ姫カットちゃんこと長峰ちゃんは可愛い。マキちゃんも唐突にラブコメ速度を上げてきてて、そういう方向もサボんないの偉いなぁと思います。トレーニングの成果が説得力のある描写で描かれていたので、大阪編も期待できそうです。室井さんの目が、要所要所でギラツイてるのがいい。とりあえず、情を抱え込んだ状態での試合がテーマになるのかな。