氷川へきる、スクェア・エニックス。へっきー先生の現代伝奇ギャグ、思ったより早く二巻目が出ました。キャラクターも出揃い、背景世界の説明も大体終わり、「エンジン全開でタイヤは全速で空周り」という、へっきー漫画としてベストの状態に仕上がって来ました。特に主人公マキナの適当加減はへっきー世界でもトップクラスで、並ぶとしたらメカジャイ子くらいじゃないの、くらいのヒドさです。素晴らしい。
一応というかなんというか、本筋的なモノも進んではいるのですが、マキナが自分のリソースである魔剣話を2ページで済ました結果、一番シリアスしてるのはアリスという展開に……。なんか色々有りそうだった矢神くんのお姉さんも、ヤンガンで表紙グラビアやってるし……。あの話もマキナの落ちの付け方が最悪（褒め言葉）で、「おー脂乗ってるなぁ」と思ったものよ。あと東雲さんの唐突なサービス担当アピールの適当加減とかな。
エトワールが出てきたり生徒会会計が出てきたり、桃月とのクロスもチラホラ。CPN単体として歯車が噛み合ってきているので、遺産に頼らなくても十全面白いのですが、やっぱりファンとしては嬉しい。どこまでも転げ落ちていくグダグダに惑わされがちですが、結構複雑な設定がザクザク明かされており、今後拾われたり展開するかはさておき、ストーリー方面の構築もCPNは色々やってるなぁ、という感想。良い感じに勢いがついてきたので、このままぐだぐだと続いていただきたい限りよ。
