イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 14/10/25 艦隊これくしょんRPG『手の平の海』

今日はグランクレストクキャンペーン、と思ってたら田中くんに急なお仕事が入り、浅間さんが艦これRPGを立ててくれました。有難い。

シナリオタイトル:手の平の海 システム:艦これRPG GM:浅間忍さん

よねちょくん:龍驤:軽空母:華 似非関西弁を操る奇策な軽空母。その正体は横須賀に本拠を置く名家の令嬢であり、軽薄な態度の裏に生まれ持った華やかさが見え隠れする。

シェンツさん:金剛:戦艦:数奇な運命 八景島の文系私大に通う変哲も面白みもない女子大生だったが、フリート・ソウルに憑依され、艦むすとしての使命と能力に目覚めた。強制される人格と過去の記憶に苛まれつつ、初めての戦場で生きる道を探す主人公系女子。

コバヤシ:綾波駆逐艦:目指すべき道 『小型船舶に超大口径砲』という、キチガイの発想を形にした悪魔の計画、その実験体。心と体に傷を背負った結果、辺境の基地に島流し気味にやって来た擦れっ枯らし。要するに、声が林原めぐみの方の綾波鯨波の武装を与えたイキモノ。

似非関西人と似非外人と似非戦艦。凸凹した三人がラバウル防衛基地に集まり、結成された”ラバウル地獄娘(ヘルキャッツ)”の面々は上記のとおりであります。

出撃の書発売に伴い、使命を導入しての初のプレイとなりました。艦これRPGは元ネタが明確に存在するため、キャラの個別化がなかなか難しいゲームであり、無理くり個性を付けた時はその手酌感が良くないクセになって香るというところがありました。しかし使命というデータで『やりたいアレンジ』を明確に共有できるようになって、ロールの安定性とキャラの個性化が非常に強化されたなぁ、と思いました。

シナリオの方は夏イベをモチーフに、MI作戦で賑わう北方、選ばれなかった張子の虎達が燻るラバウルに敵主力の魔手が迫る……という感じの展開。やっぱあのシチュエーションは煮えてるなぁというわけで、非常に盛り上がりました。

お互い顔も知らぬ着任から、ミドル戦闘での大敗を経て、強敵を知略と事前の準備で撃破する熱い展開。ミドルシーンのセッティングがあまりグダグダにならなかったのも相まって、結構しっかりした展開を作れて個人的に非常に満足しております。やっぱね、物語の方向性がカッチリしている方が、個人的な好みには合う。

今回の展開は艦これRPGの特色である『ランダムと決め打ちの良い所どり』というのが良く出たなぁという印象で、連発するファンブルに死ぬほど苦しめられたり、気を取り直して体制を整えたり、イベントが狙いすました感じで綺麗に引けたり、ダイス目が生み出す物語の妙味というべきものを、心から堪能出来ました。

自キャラの話をしますと、艦これは元ネタがあるからこそ逆に、得意のパンチしか打たなくなる傾向があるゲームだと思うわけですが、今回の綾波も古参兵系駆逐艦であり、せっかく使命も追加されたのでそろそろ他のバリエーションにも手を出したいところではあります。オーバードウェポンを接合する小娘は、やってみると強いし安定したロールができるし、結構良いキャラ、好きなキャラでは在るのですが。

しかし面白かったし、いいセッションでした。艦これRPGはやっぱ面白いシステムですね。