イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

提督がどどんとふに着任しました

発売から一ヶ月、色々とこじらせつつこの日を待った……。田中くんがGMをしてくれて、昨日の深夜に艦これRPGのオンセを遊びました。
シナリオタイトル:鼠輸送作戦 GM:田中くん システム:艦これRPG
シェンツさん:長門/戦艦 かつての連合艦隊旗艦であり、ビッグセブンの一員。"前の戦争"で神の炎で焼かれた結果、胸部に核反応炉を有し青白い火炎を発射するオヤサシ巨人。大火力を有する花型艦としてメディア露出が多く、一般人民からの指示も高いアイドル艦。記憶惑乱勢一号。
二次元人間くん:赤城/空母 かつての一航戦エースであり、過去の敗北にさいなまれる記憶惑乱勢二号。虎眼先生もびっくりの曖昧三センチっぷりと、戦闘時の技の冴えを見せる。仲間との交流で安定していたかのように見えたが、イベントラストで大暴走。長門とのスペイン式決闘をくぐり抜け、硬化ベークライトでハンガーに固定されたりした。艦隊最大火力を誇る。
浅間忍さん:那珂/軽巡 全世界を飛び回って原画を回収しつつ、金田と板野を足して割らないスーパーアイドルアニメーターとして大人気な軽巡洋艦。大振りなパンチで火力を狙う戦艦・空母の隙間を埋めるという、軽巡に求められる仕事をしっかりする現実主義者。戦闘でも十分な働きをする優秀な女。
コバヤシ:雷/駆逐 提督が艦むすだった時代から下士官をしていた、艦隊最先任。"今の戦争"が終わった後のことを常に考えている、落ち着いたメンタルを持った穏やかな女性。明石機関や本土で政治工作をしている龍田など、ただの戦場中間管理職以上のコネクションを有するやり手。雷部分は多分外見と面倒見だけ。
以上が戦場のアニメーション制作会社「銀河閃光プロダクション第三スタジオ」(通称"銀プロの三スタ")のメンバーです。那珂ちゃんで「プロダクション」を積もった瞬間に満映から甘粕正彦が提督として派遣され、あっという間に満州鎮守府にチェンジする流れだと思いきや、アニメスタジオという形で落ち着く。ただの戦闘機械ではなく、戦うことで守れるもの、戦いの中で希望をつなぐものというテーマが生まれて、ここら辺ランダムというのは面白いと思いました。
遊んでみた感想は、非常にオンエッジであり、かつ艦これのPRG化としてよく出来たシステムでした。シナリオクラフト型の自動生成型ミドルシステムなのですが、キーワードによるPLサイドからの提言やら、行動力を軸にしたコスト管理やら、軽量かつそれっぽいシステムが良く機能して、みんなで意見を出し合いいいセッションになりました。
ここらへんのシステムの仕上がりと、"っぽさ"の両立は戦闘でもできていて、エネミーが一切ダイスを振らない軽量性と、航行序列と射程を利用したままならない戦闘が相まって、なかなか好感度の高いバトルでした。二回戦闘してオンセで四時間だもんなぁ……はえー。
艦これはブラゲがホームコンテンツであり、世界観をあんま煮込めない事情があります。今回の卓は全員原作をプレイしており、「戦場に女を引っ張りだして、死ぬかもしれない状況に放り込む」という事への意識もだいたい同じレイヤーで統一されていました。なので非常にスムーズに"やりたいこと"を共有できたわけですが、此処がずれると危ないかなぁ、という意識はあった。モラルレベルの共有は大事っぽいっす。
ともあれ、色々と印象深いシーンをみんなでつくり上げる事が出来て、パーティーゲーム的な楽しみもスムーズに励起する、とてもいいシステムでありいいプレイでした。もっとやりてぇなあ艦これRPG。サプリが今月出るので、更に勢いを増すんじゃないでしょうか。