イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

アニメ感想日記 15/06/30

Fate/UBW:第25話『エピローグ』
聖杯戦争は終わった……んじゃあ残りの時間はギャルゲーだッ!!』と言わんばかりの、ファンサービス満載ロンドン編でした。
いやー、正直『24分も何すんだろうなぁ』と思ってたけど、こういう使い方するとは思って勝ったなぁ。
ルヴィアにロード・エルメロイⅡ世まで出てきて、アニメだけ見てる人たちは『……誰この人?』と思わなかったんだろうか。

本編で熱血とバトルに押し流された分、たっぷりヒロインしてた凛ちゃんさんが良かったですね。
士郎が擦り切れるのは一人で思いつめるのが大きな原因なので、あんだけ余裕を持って受け止めてくれる嫁さんがいるなら、まー大丈夫でしょうという気になる。
今回の冒険が座に届き、英霊エミヤの記述が変化したというCパートも合わせて、『因果と次元無視ししてアチャ男が士郎ぶっ殺しに来るなら、無限ループ発生しねぇ? エミヤ全然救われね?』という疑問を解消する展開と言える。


終わってみると、説明台詞が長くて多かったり、絵が強いのに心情を台詞で説明しすぎる傾向があったり、どう考えてもアーチャーがヒロインでヒーローだったり、色々とあった。
色々あったが、やっぱ良いアニメだった。
原作を尊重し最大限枠組みを維持しつつも、必要と思われる要素を足すのを躊躇わなかったり、音がついて動きがあるアニメの利点を活かして楽しませてもらったり、アニメになって良かったと思える出来だった。

こうして仕上がりの良いアニメになることで、10年前初めてFateに触れた時の気持ちとか、その時はあんまり考えなかった要素とかに思いを巡らせて、懐かしくて新しい気持ちになれた。
それは、とても良いリメイクの形なんだと思います。
ありがとうございました。