イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

Go! プリンセスプリキュア:第26話『トワ様を救え!戦うロイヤルフェアリー!』感想

トワを囲むプリキュアサブキャラの宴第一弾は、健気で弱い動物妖精どものお話。
ケダモノでガキという弱点を抱えつつも、出来る限りで頑張るアロマとパフの姿は微笑ましかった。
というか、空気を読んでセミをマッチアップしたシャットさんがMVPだと思うね。

『夏休み期間は本筋を進めない』というのがプリキュアの掟ですが、その時間を徹底してトワの掘り下げに使ってるのは独特な所。
メイン二人が終わったので、一番目立つサブである妖精たちの出番です。
さすがにカナタ王子の直系らしく、今年の陰獣は自分に出来る範囲で体を張り、健気で好感の持てるイキモノ。
彼女たちらしいお話にまとまってて、なかなか良かったです。

『トワが風邪で寝込む』という主役に似合った小さな脅威を用意し、出てくる敵も『セミ』という前代未聞のコンパクトさ。
この小ささを維持しながら進め、三段変身で敵が強くなっても覚醒によって得た戦闘力で、あくまでエピソードの主役に問題を解決させる流れは、目立つべきなのが誰なのかハッキリしていて良い。
如月さんが残ってたら卒倒しそうな、パフの可愛い動き祭りもあったしな。

ずーっと寝込んでいたトワですが、熱でハイになっていたとはいえはしゃぐ仕草や、身の回りのことを自分でやる姿に、小さな変化を感じ取れる。
思いの外きららからの影響が強くて、やっぱ同衾ってスゲーアドバンテージだなとか思った。
……ゆいちゃん?


そしてここ最近、コメディリリーフとして株を上げまくっているシャットさん。
ショタボディを捨ててシリアスモードに入ったロックには出来ない、相手の事情を斟酌したナイスムーブで笑いと活躍の場を提供してくれました。
『あのセミ……浄化されたのはいいけど,そのうち路上に転がるんだよね……』という画面外のツッコミも引っ括めて、いい仕事してるなぁ。
口では色々言いつつトワに会いたくてしょうがないところとか、愛される悪役してるなぁ。

プリキュアの夏は中弛みの夏』という格言もありますが(ありません)、空気を抜きつつ背筋の伸びた、良いギャグ回だったと思います。
遠目で見ると喜劇だけど、肝心のパフ&アロマは真剣ってのが崩れなかったのが、凄く良かった。
来週は夏祭りでゆうき君メイン……って、なんでそんなにレズ大鼓を強調するの……三回も挟む必要あるのそのカット……。