イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

Go! プリンセスプリキュア:第27話『ガンバレゆうき!応援ひびく夏祭り!』感想

夏だ! 祭だ!! レズ太鼓だ!!! というわけで、夏休みプリキュア第三弾はマーマレードボーイゆうきくんのメイン回。
出来過ぎなほど人間出来たカナタに対し、等身大に身勝手なやんちゃボーイであるゆうきくんを軸に据えて、はるか&キュアフローラとの甘酸っぱい交流を果たすエピソードでした。
中学生日記かよ!』とツッコみたくなるド直球のクサリ方してたゆうきくんですが、登場人物の人間強度高いこのアニメでは、逆に珍しいよなこういう人。

プリンセスという浮世離れした目標を立て、伝説の戦士として日々を過ごすはるかは、実は中学1年生の女の子としての側面は、あんまり発揮するタイミングがありません。
かなたはあくまで憧れの対象というか、精一杯背伸びしてなんとか追いつく対象なわけで。
飾らない言葉と態度で接することが出来るゆうきくんは、ヒロインの素顔を引き出すという意味で、貴重なキャラやね。
アクションシーンでもゆうきくんを起きっぱにすることで、地味にプリキュアと一般人の身体能力の差が表現されてて面白かった。

ゆうきくんの面倒くさい中学生男子っぷりは正直軽くイラッときたが、はるかが一回突き放してから自分の状況を踏まえて応援し、それをゆうきくんが自分の姿に照らしあわせて立ち上がる流れは、丁寧でとても良かった。
はるはるは真っ直ぐな子なので逆に上から目線になっちゃう危険もあるんだけど、今回みたいな説得の仕方だと、体温が感じられて素晴らしい。
色んなパターンで魅力が生まれるのは、凄く大事だと思います。

後今回は、サブヒロインであるチア三人娘が聖人すぎてやばかった。
他人を鼓舞するチアやってて、自分たちの実力不足を素直に認めてはるかに頼るのって、中々出来ないと思う。
気を取り戻した後の説得の仕方も、中学生とは思えないほど人間出来た対応であり、この学校すげぇなと何度も思う。


今回はイベント回ということで、これまで登場したキャラがサラッと再登場する流れ。
相変わらずのパフキチケモナーっぷりを披露した如月さんや、妙な強調のされ方をした東さんの女太鼓と、リッチなサブキャラが生きるシーンが多かった。
チマチマでもサブの出番を用意してくれると、作品世界を大事にしてくれる感じがして好きだ。

あとサブキュアたちも浴衣姿と新髪型を披露し、お祭りらしい特別感を出してた。
思いの外トワきらがグイグイと間合いを詰めていて、毎日同衾まじすげーなって感じ。なかよし。
髪アップにして浴衣着たみなみさんは、どう控え目に見積もっても23だったな。
シャットさんも着実に愛の戦士化を進行させてたし、賑やかな空気を出しつつ、メインをしっかり進行する、プリプリらしい手堅いお話でした。