冬の恋物語、今回は肩の力を抜いたヴァレンタイン狂想曲。
初めての彼女とのヴァレンタインに力む猛男を軸に、名も無き友人たちの酸っぱい青春模様なんかを織り交ぜた、ゆったりした回でした。
前回産まれた猛男の妹・真希の描写が地味に多く、何かと一緒にいる兄貴の姿がよく見れたのは、個人的に嬉しいところでした。
今回の武男は暴走モードであり、チョコむっちゃ欲しい期待と、それがプレッシャーになってはイカン！！ というブレーキの間で煩悶。
誰も傷つけない、猛男らしい悩み方なんですが、悩んでいる方は真剣かつ過剰であり、そのギャップが上手く出ていた印象です。
むっちゃ気合の入った専用機をお出しする落とし所も、猛男の空回りに見合った感じで良い。
今回掘り下げられたサブキャラは名も無き友人たちであり、モテない高校生男子の純情が画面からほとばしっておりました。
猛男の人徳におんぶ抱っこと思いきや、小さいながら勇気を出して青春に飛び込んでいく姿は、可愛くてええな。
このお話男の子も女の子も基本素直な子しかいないので、小さな成長を見ているのが気持ち良い。
あと弟子が相変わらず良く出来た弟子で、再登場が嬉しかった。
今回もスナが完璧なバックアッパーとして機能してましたけども、次回以降は露骨な砂川エピ。
あの子はこの作品の中でもレアな、結構性根が捻くれちゃってる系女子なので、アニメでどういう見せ方をするのか今から楽しみです。
これまでの仕上げを見てると、いい塩梅に調整してくれるとは思うけどね。
