イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

戦姫絶唱シンフォギアGX:第8話『向き合う勇気』感想

多感な少女たちが血を流すバトルオペラ、今回はビッキーの曇りフェイズ、切調の喧嘩となかよし、ミカちゃん散華にキャロルの帰還。
相変わらず色んな事が一気に起こるアニメで、見終わった後の満腹感が凄いね。
今回は響の変調を切調が受け取って、ミカちゃんが厳しく修行付けて覚醒させる流れがつながっていたので、量の割に食べやすかったなぁ。

前回怒涛のヒキを見せた響パパですが、こちらの想像を少し超えるクズっぷりに、ビッキーの抱えた問題の大きさを痛感。
座り方見ただけで『あ……結構駄目なタイプの大人だ』と思わせておいて、会計を娘に押し付けるヘイトアーツ奥義でフィニッシュする流れは、ウェル博士とは別のヘイトアーツ・マスタークラスを感じます。
『殴って勝てない相手』という意味では、今回華麗な復活を遂げたキャロルと共通する問題よなぁ。

そんな陰鬱な問題に引っ張られるように、未来さんが自分を責め立て場面の湿度が上がる。
これまでヒーロー然とした響の一番脆い部分がむき出しになっている状況なので、ここをひっくり返せば全体的に上向くと思うのですが、この子ら頭よくて優しいから、中々吹っ切れないよねぇ。
親父の問題に出した答えはそのまま、キャロルと対峙した時の武器になると思うので、じっくりと取り組んでほしいもんです。
……アイカツでひなきちゃんが『頑張る』を合言葉に溜め込みまくって、こっちでも響が『平気へっちゃら』、か……。
嫌なシンクロニシティだな。


一方ひびみくの喧嘩(という名前のキャイキャイ)に当てられ、切調もキャイキャイイチャイチャしてた。
面倒くさいメスがお互いを思いやった結果喧嘩する流れは今週のデレマスと似ているので、同時期放送のアニメはどこかでシンクロする……同じくらいの女の子の話だから、似通う部分もあるか(オカルト発見速否定)。
問題の根っこはひびみくも同じなので、今回吹っ切れた切調は、主役カップルの先取りって意味合いもあるのかな?

前回ガリィちゃんがマリアを鍛え上げたように、的確にピンチを用意して奏者をイグナイトさせる自動人形は、優秀な師匠キャラだと思う。
死に際の笑顔を見るだに、やっぱり死ぬことまで計算に入れての計画っぽいしなぁ。
どういう思惑があれ、二人が今回見つけた真実は本物だと思うので、それを糧に巧く陰謀を蹴っ飛ばして欲しいもんです。

そして全裸で帰ってきたキャロルは、親切にエルフナインが視界ジャックされてることを教えてくれた。
いやまぁ、そうだとは思ったけどさ。
レイラインのデータを着実に集めたり、状況を作るために適切に連携したり、やっぱ錬金術士組は油断のない、良い悪の組織だよなぁ。

子供チームが一足先に迷いを抜け、ひびみくは今だ曇りの渦中にあり、見せ掛けの勝利の奥で陰謀が加速するお話でした。
これでFIS組もイグナイトしたわけですが、次回以降また別の局面になるのか、翼やクリスを自動人形が鍛えに来るのか。
さてはて、どう回るんでしょうね。