イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

Go! プリンセスプリキュア:第30話『未来へ!チカラの結晶、プリンセスパレス!』感想

夏休みラストエピソードというわけで、シャットくん最後の徒花回でした。
物語的なタメは前回・前々回でやりきっているので、今回はとにかく気合の入ったアクション重点。
回るカメラ、攻めたアングル、画面を飛び交う立方体にBANDAI様の新玩具と、熱量のある回になりました。

トチ狂ってラスボスになりに来たロックくんですが、ショタ→青年→カエルの化け物という三段階変身は流石に死亡フラグが立てすぎであり、さっくり一時退場。
ディスピアを乗り越える野心が表面化したのが今回だったのは、正直ちょっとタメが足らない感じであり、クローズさんの濃厚な憎悪やシャットさんの愛に比べると、感情の熱量としては弱い印象。
なので、せっかく良い作画だったバトルも最後の一線でノリきれないというか、もったいない印象も受けちゃいました。

早い段階で余裕の態度を崩して、もう少し情念を見せてくれれば……とか思いましたが、退場の仕方を見る限りまだ出番が終わったわけではなさそうなので、ここからの動きに期待。
しかしクローズ→クロウ、ロック→フロッグと来たから、シャットさんはキャットで猫が本体なのかなぁ。
同僚がどんどん辞めていき、帰ってきたと思ったらなんかメカっぽくなっているシャットさんは、一体今度どうなるのかなぁ。


無力な妖精たちが体を張って戦線を維持していたのは、総力戦感が出ていてとってもグッドでした。
主であるカナタ王子もそうなんですが、今年のNPCはよく体を張って戦い、自分に出来ることをひたむきにやってます。
アロマが死ななかったのは、ロックくんが舐めプ体質だったおかげだけどな!

たっぷり自分のターンをもらった余裕からか、トワ様は主に防御と支援を担当。
いちいち横殴りするタイミングが完璧で、最高に美味しい立ち位置だと思いました。
プリキュア変身不能』という、自分たちの立場を確認するのにはいいシチュエーションだったので、三人にトス上げするのは大事だし重要よね。

BOSSとの因縁がやや弱いものの、メイン三人はこれまでのエピソードで積んだモノをうまく利用して、綺麗にまとめていました。
いい作画の決戦回を利用して、自分たちが戦う理由を再確認するのは大事。
そして販促もな!!
新必殺技ぶちかました直後のCMで、すぐさまお城の広告初めて『やっぱBANDAI様……ハンパねぇな……』って感じだったわ。

トワイライトが退場して以来続いてきた一つの流れが、一旦落ち着く回だったと思います。
敵幹部がシャットさんしかいなくなっちゃいましたけど、ここでまさかのクローズさん復活。
はるはるがまた女の子を誑かしてたり、来週以降の展開も気になるところです。