イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プリパラ:第63話『トモチケは世界を救う』感想

プリリズ時代から四年半、長く続いた土朝にSAYONARAな第63話は、控え目に言ってキチガイだった。
もはやキチガイがデフォルトなこのアニメですけども、今回はホント特にアクセル踏みまくりの大暴走。
的確に日テレを殴り続ける深夜番組パロディに大雑把な単位で増減する視聴者、でしゃばるメガ兄に気持ち悪い雨宮、アンチにして最大のファンプリンス。
やりたい放題やって逃げ切るという、時間帯ラストに相応しいお話でした。

お話の機能としてはプリンスが主人公サイドに接近していくお話であり、軸としては必要なエピソード。
嫌いつつも目を背けることが出来ないプリンスを描写したことは、同時にらぁら達の魅力も示しておるわけです。
ここで気持ちを寄せることで、らぁらたちの歌が届いて改心する準備をしておこうってのが、シリーズ全体でみた時の今回のお話の仕事です。

プリンスは口では色々言いつつ、ふわりが語尾キャラになった瞬間本気になる所とか、親も見てないのに最後まで視聴する所とか、いい人ポイントを稼いでいました。
いつ新展開になるのか(=新しい商業展開に移るのか)は分かりませんが、そろそろプリンス絡みのお話しを収める準備が始まったって感じかなぁ。
カップを落とす天丼が面白すぎて、今回の話しでプリンス結構好きになっちゃいました。


それ以外は枝葉なんですけど、この葉っぱ自力で歩いたり火が出たりするんですけど!! というブッチギリ方で時間を埋めてきました。
ミス・モノクロームといい、雑な増え方するアイドルアニメ流行ってんのかなぁ……。
無駄なスケールの大きさ(小ささ)ってなんでか笑っちゃうので、ずるいツールだなぁほんと。

深夜番組のパロディに関しては、自社番組であるモヤさまやっておきながら残りはほぼ日テレと、全力で喧嘩を売っていくスタイル。
BPOとの果てしないバトルといい、惹かぬ媚びぬ顧みぬの聖帝スタイルでお送りします。
グロちゃんは教育者なのに野球拳してるし、パワー押しに見えて細かいとこで笑いとるのが好きよ。

あと雨宮な……プリリズ時代通して初の特殊エンディングが、最高に凄い(作中でも用いられた婉曲表現)メガネ男子用とはな……。
あの看板確実に自作だし、寝ないで走ったとしても平均時速15キロだし、雨宮のキモパワーはついにらいちを超えた感じがある。
走っていることを当の本人が一切知らない所とか、それに酔っ払ってる所とかホントマジ……最高にキモい……。

そんな感じでネタ満載大暴れエピソードをやって、ドアサのタカトミ×タツノコ女児アニはお引越しです。
新しい時間帯だし新キャラ投入しちゃう!
前髪パッツンメガネピンク髪原色ポップ系天才肌芸術家警官!!!
……盛りすぎだろマジ、ゲップ出るわ。
この劇薬をどう使いこなすのか(もしくは使いこなさず原液で投げ込んでくるのか)、震えとともに月曜を待ちたいと思います。