イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プリパラ:第67話『めがジーニアスって何パンダ?』感想

秋のプリパラ集大成ってことで、舞台に立つ資格に悩んだり、怪盗とおいかけっこしたりと忙しないお話でした。
前半ドロシーが途中離脱を言い出してらぁらが悩む流れは、突破のきっかけにのんが使われることもひっくるめてなかなか良かった。
良かっただけに、一話使って広げる余裕がほしい題材でもあった。

ゲーム連動イベントの時は大体そうなんだが、全体的にイベントが沢山つめ込まれて駆け足気味になっていて、ライブありーのジーニアスとの問答ありーの警備ギャグありーの、沢山出てくるのは嬉しいけど全体的に薄味な印象。
ジーニアスとの対話にしても、選ばれたものと選ばれなかったものとの対比にしても、今回扱ったネタは膨らませばより面白くなりそうなのに、ぱぱっと触るだけで終わってしまった印象がある。
前回も言ったけど、シリアスな主題を活かすために、ネタ方面の火力を使いこなす手際の良さが、ここ最近のプリパラからは消えてしまっている印象だ。
沢山つめ込まれた要素が連動していないというか、個別に浮き上がってしまっている感じというか。

とは言えこれはキャラが増えたことが直接の原因だろうし、販促期間が終わった後のキャラの扱いを考えると、なかなか解決されない問題でもあると思う。
舵取りはより難しく、余裕はより無くなっていく中で、シリーズ全体の空気を引き締め直すことが出来るか、否か。
プリパラは一つの分水嶺に差し掛かっていると思う。