可愛いクソレズがどんどん出てくる！！ 系アニメ、第3話は『あかりの隣りにいるサイコじゃない方』ことライカさんのお話。
サイコじゃないがレズのロリコンではあって、小悪魔系年下にコロッと転がされておりました。
仲良しなクソレズ描写が山盛りになるなり、すごい勢いで手のひら返ししてる辺り僕もチョロいと思いますが、今回もとっても良かったですハイ。
男勝りなライカさんのナイーブな一面と、そこを突き崩して見事戦妹ポジションを勝ち取った麒麟との駆け引きは、駆け足気味ながら必要十分でした。
今回あかりが遠山くんとコンタクトするシーンも詰め込んだので、かなりの圧縮率なのよね……。
個人的にライカと麒麟の距離感はネタ方面だけではない柔らかさも感じたので、今後も掘り下げていって欲しい所。
麒麟はロリフェイスに邪悪さを詰め込んだクソレズかと思っていたのですが、結構姉の事を思いやる出来た子でした。
押し付けられた社会的イメージから受けたストレスに素早く共感し、『妹から強要されたんだから、女の子っぽくするのはしょうがない』という言い訳を与えて、ストレス発散の場を用意してあげる辺り、人間心理に相当敏いよねあの子。
まぁこの世界、女の子が女の子を好きになると危険領域まで一気に加速するバイアスがかかってるっぽいので、欲しいものを一気にもぎ取りに行っただけと見ることもできるけど。
でも、理想の王子様じゃなくなってもライカのこと好きでい続けるのって、なかなかイイね麒麟くん。
ライカに関しては素質十分の腐れロリレズで、『男勝りと煽られてストレス溜まってからじゃないだろ、あの負け方』と思わざるをえない。
心の隙間に巧妙に滑り込み、欲しいタイミングで欲しいものを差し出した麒麟の戦術がちと言えなくもないが、そればっかりでもなかろうよ。
しかしまぁ、誰かが誰かのことを好きになるというのは基本的には美々しいことなので、今後も戦姉妹として仲良く仲良く暮らしていって欲しい。
ますます仲良くなり、万事仲良くなりたく思っている。我々はますます仲良くなりたく思っている。益々なかよし。（なかよし。実篤爆誕）
ライカと麒麟のガール・ミーツ・ガールの隙間に、しっかりあかり＆アリアのお話がねじ込まれ、先に進んでいました。
AAのアリアは見識鋭く、視野も広いデキた先輩でして、あかりちゃんが憧れるのも納得。
敏い彼女の疑念を巧く使って、あかりちゃんが隠している『間宮』がお話全体を引っ張るミステリ的構造を強化しているのは、なかなかうまいお話運びだと思います。
ココらへんが後半巧く結実して、シリアスな方向に活きると面白い気がする。
アクションに関しては、キリンの縫いぐるみの重量を利用し、投げにカウンターを取る殺陣が良かったです。
ああいう策士っぽい立ち回りがちゃんとあると、麒麟の小狡いキャラが更に生きるといいますか。
トンチキ要素を織り交ぜつつ、アクション自体はスタイリッシュにキメてるバランス感覚は、僕の好きなところです。
そんなわけで、ライカと麒麟のキャラクターエピソードでした。
一話であかりとアリア、二話で志乃と、濃い口のキャラクターを手際よく紹介して、エピソードを作っていく序盤ですね。
麒麟を加えて四人組が出来たので、今度は初のチーム戦。
あの金髪からも良くないオーラが漂ってますけども、ポンコツガールズの奮戦が楽しみですね。
