イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

K RETURN OF KINGS:第7話『Kickdown』感想

異能力クランバトルアニメ、中盤見せ場であるタワー攻防戦、中盤。
男たちがいつものよーにダラダラする中、アンナが頑張って緑の王を止めてシロの狙い通り時間切れ勝利!!
と思ってたら、磐さんがまさかの七人目の王でありカードの切り合いはまだまだ続くよ! というお話でした。

今回のお話は平ったく言えば『流が本気で突っ込んでくるので、防衛側は王様三枚で止める。流は灰色を隠しているので、燃料切れ気にせず全力で削る』というだけのお話。
シロは紫ちゃんの遅延戦術に綺麗に引っかかって間に合わないし、宗像さんは美味しいところ持ってく気しか無いし、王様以外はゴミの役にも立たないので、結局新米女王アンナちゃんが頑張ることになる。
ここぞとばかりに作画カロリーをぶっ込んだ緑VS赤、雷VS炎の超常バトルは異質な説得力と爽快感がちゃんとあって、良いアクションでした。
アンナはあんま強そうな外見していない分、今回のように流麗に戦うとギャップが映えるし、健気な感じもある。
やっぱ僕はアンナ好きだなぁって感じであり、見せ場たっぷりで嬉しい限りだ。

流は何度も『時間制限がある』と強調されていた分、派手な戦闘を楽しみつつも『このままだとシロの思惑通り、燃料切れで負けね?』という方向に考えが行くよう、視聴者も誘導されていたと思う。
なので、設定面でのブランクである灰色の王を磐さんに当てはめ、襲撃側が鬼札を切ってくる展開でひっくり返したのは、綺麗にハマった感じ。
防衛側が『俺たちツエーマジ知略ってする』のも良いんだが、せっかくクランに分かれて戦っているのだし、こういう盤面の切り返しをされると気持ちが良い。
宗像産はドヤ顔で横殴りキメて、丁寧ご罵倒でご満悦だったけど、時間稼ぎ頑張ったのはアンナだからね、来週磐さん相手に頑張ってね。


王様連中はそんな感じで体を張っていたが、クランズマンたちはかなり置いてけぼりというか、力のレベルが違いすぎて目立てない感じ。
あんだけダラッダラ喋ってた割に、十把一絡げで無力化される辺りKのパワーバランスって一体何なんだろうな……と、思考をめぐらさずにいられない。
今回も中身があるんだか無いんだかよく解かんない八田トークと、一人監獄学園こと淡島さんのおパンツアピールは忘れていない辺り、ソッチのほうが大事なのかもしれんが。
Kのベシャリシーンはほんと大したこと言ってない割に時間を食うので、前回温度上げまくって飛び出した流がアクションするまで相当かかっており、やっぱ変なアニメだなと思う。
個人的な感覚だと、上がったテンションそのままにアンナとバチバチしてくれた方が嬉しいんだがなぁ……。

一人ビルの外で驚き役をやってる猿比古は、八田とキャイキャイするチャンスを物理的に封じられた結果、逆にお話の進行に役立つキャラに変わっていた。
寝っ転がっての罵倒バトルに忙しかった宗像&流見てても思うんだが、このアニメ男と男を近くにおいてもイチャイチャし続けるだけで話し進まないので、今回の猿比古みたいに物理的に距離を切断したほうが良いんじゃなかろうか。
王様達の異次元パワーをちゃんと見せたのは、女のアンナと新参の流だもんなぁ……一期続投組も、もう少しGMのストーリー進行に協力していただきたい。

つーわけで、シロの策略通り雷槌を燃料切れにした……と思ったら、王様は二人いた回でした。
他の連中がKOFやる中、二人だけサイキックフォースし続けるインチキアクションをたっぷり堪能できて、なかなか面白かったです。
磐さんはなかなか好きなキャラ(声も芳忠さんだし)なので、王様としての実力が見れそうな次回が楽しみです。
アンナがあんだけ頑張ったんだから、青と白銀の王様達は来週、沢山戦ってほしいものだ。