イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

影鰐 -KAGEWANI-:第8話『擬態』感想

俺と彼女と奇獣の物語、お話がグルっと回り始めた第8話。
これまでストーリーテラーとして特権的な地位にいた番場先生が直接事件に巻き込まれ、死体を直接見せるホラーというよりスプラッタな見せ方が顔を出し、同じ奇獣が回跨ぎで話のカギを握る。
色々方向の変わる回だったと思います。

お話としては奇獣の擬態・幻覚能力を駆使した、結構当惑させられるお話。
事故後の彼女が奇獣の擬態だったとすると、彼女自身は一体どうなって何処にいるのか。
そもだにトンネルの中の事件はどこまでが事実なのか。
猿楽の証拠隠滅部隊(つうか戦闘機所有してんのかよ。金ある企業だな猿楽)が出張っていることを考えると、だいたい現実なんだろうけども。

今回番場先生が直接奇獣と因縁を持ったことで、ググッと主人公力を稼いでいました。
奇獣のサイズが規格外であるところや、回を跨いで登場したこと、恐怖の見せ方が変わったことなどと相まって、お話しの相が変化したのを感じます。
元カノを殺された(?)番場先生が、傍観者的立ち位置からどう踏み出すかも含めて、今後の転がし方が気になるお話でした。
いやー、直接的なグロ死が多かったなぁ、今回は。