イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 15/12/29 ガーデンオーダー『アウト・オブ・オーダー』

昨日は今年最後のセッションということで、オフラインで合ってもっつり遊ぼうじゃないの! という日でした。自分で設定した集合時間を1時間ぶっちぎるという、申し訳無さすぎるスタートなれど、池袋の空は青く高かった……ほんと申し訳ない。

シナリオタイトル:アウト・オブ・オーダー システム:ガーデンオーダー GM:シェンツさん

浅間忍さん:"リメイカー"黒木バーソミュロー:16歳男性:肉体強化 飛行機事故によって家族と日常を奪われ、死なずの少年兵として戦場を歩いてきたインモータル。再生能力に由来する、自分の痛みへの無頓着が平和な暮らしと軋みを上げる、不器用な銃弾。

Braveoneさん:"オールガンズブレイジング"西園斗和:外見20代女性:発火能力 数多の伝説を築いた古強者にして、若き能力者の教官も務めるオーダーの魔女。ハードでソリッドな実戦思考を持つが、火種の奥に微かなウェットさを秘める。

よねちょくん:"ソリッドオレンジ"世良アツミ:18歳女性:物質転移 特攻上等なヤンキー娘だったが、オーダーの強い人にボッコにされて正義の味方に河岸を変えたスケバン。真っ直ぐな正義感を持ち、その情熱は時に真実を穿つ。

コバヤシ:"オートリンデ"祝部はるか:15歳女性:感覚強化 バディをよく立てる大和撫子……の仮面を被った、クールでソリッドな天才エージェント。笑顔の下には全てを犠牲にできる冷徹な精神があるが、綺麗なものに憧れてもいる。

というわけで、二度目のGOはシェンツ先生のオリジナルシナリオでした。リサーチ分多めのボリューム感あるシナリオでしたが、実プレイは二時間程度であり、やはりTRPGは早く、面白く、中身の詰まったモノになっているなぁと実感。

オーソドックスな調査型シナリオをGOでやってみると、ダンジョンブレイクとはまた異なった魅力が見えてきて、やはりルール部分での洗練が強みになっているシステムだなと感じます。バディ導入はお話しのラインをシンプルに際だたせるだけではなく、ロールを促進する効果も持っていて、速さと中身の両立はココらへんがキモかな。

反面世界観からのアプローチが弱いところは大きなウィークポイントで、キャラクターがどういう価値観で物事を判断し、何が普通で何が異常なのかあまり伝わってこない歯がゆさがあります。これはシナリオに望むキャラクターとプレイヤーのスタンスに関わってくる部分なので、プレイがぶれたり、他PLとの共通認識作成が手間取る(もしくは出来ない)など、かなりヘヴィな問題が起こるなぁ。

やはりプレイフィールは素晴らしく良いシステムなので、早い段階で世界観を強化したサプリが出て、この世界で何が大事なのか、キャラクターはどういう態度でどういうシナリオに挑むべきなのか、見取り図が伝わってくると素晴らしいなと思いました。そこがビッと埋まると、マジ神領域まで駆け上がるポテンシャルあると思うんだよね、GOは。

ロールプレイに関してはバディのアツミ、バディではない黒木と西園ともに立場を活かした掛け合いが出来ました。全員共通で導入されるとロールの仕切りがなくなるというか、モチベーションが凄く早く単一化されてしまうので、オーダー以外の導入枠があると助かるかな、とかも思う。

あとバディを組むシステム的な利点を、アナログな世界観的に説明する要素があると更にいいかなぁ。能力者の共鳴とかをワールド設定に組み込んでしまって、バディになると有利な点の後押しがほしいというか。

そういう要望が出てくるシステムは良いシステムだと思うし、セッションは非常に楽しいものでした。GO,来年もさらなる飛躍を期待したいところです。良いセッションでした、同卓していただいた方、ありがとうございました。