イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2015 TRPG振り返り

・総論
プレイ総数 35
GM 12
PL 23

今年も例年と同じように、魔法の数字35にプレイ回数が収まる。
今年は一切カッツェの外には出ず、身内で一生回した年だった。
その割に数が減っていないのは、新米くんや二次元くんといったニューカマーが積極的に参加してくれたおかげだ。
ありがたいことである

・システム
NOVA-X          13
BBT            9
まほう☆まーけっと     2
インセイン        2
ブレイド・オブ・アルカナ 2
ガーデンオーダー     2
アマデウス        1
エイジ・オブ・ギャラクシー1
でたとこサーガ      1
艦これRPG         1
ビギニングアイドル    1
アルシャードセイヴァー  1

NOVA-Xが相変わらずの覇権システムではあるものの、BBTが一気に数を増やした。
サプリが出たのと、デレマスBBTの流行が大きく影響しているのだと思う。
やっぱサプリは環境を活性化させる、最大のカンフル剤だな。
他はTRPGミーハーなカッツェらしく新作システムが並ぶ。
そんな中異彩を放つまほまけとAL2……まほまけはもうちょっと遊びたい。


・オリジナルシナリオについて
TNX『Hope Diamond』
今年書いた唯一のNOVA。
新しいシステムに慣れてくると、NOVAの情報構造の重さは正直な話少し重たく感じるのだ。
話の方は天才ピアニストの魔才に魅入られた男の破滅の話だったのだが、色々盛り込みすぎた。
このプレイの時に『少し重たすぎる』とBraveoneさんに意見を頂いたことで、今年のシナリオ執筆傾向がだいたい決まった気がする。

○まほう☆まーけっと『Magic of Cort』
とか言ったけど、その後イノイチで仕上げたのはまほまけのバスケシナリオである。
その気になればスポ根バスケットシナリオすら遊べてしまう、まほまけの無限の可能性を信じたシナリオ。
『なんとなくそれっぽく、楽しく緩く遊ぶ』というマインドセットが巧く行って、なかなか楽しいセッションになったと思う。

アルシャードセイヴァー『死靈戦線』
『とにかく真っ直ぐ、王道なシナリオを作ろう』ということで、王道ファンタジーといえばミッドガルドなアルシャキチが書いたシナリオ。
超悪い奴がいて、健気なヒロインがいて、世界の危機があるのでPCが頑張るという、オーソドックスな話の構図を意識しながら書いたシナリオ。
PCへの切迫感、ヒロインを持ちいたモチベーション操作、ミドルの内部にミニゲームを仕込むことで興奮を持続させる手法など、色々盛り込んだ結果素直に盛り上がる話になったと思う。
やっぱミッドガルドは良いなぁ……公式に動きないけど。

○ビギニングアイドル『アイドルなんて呼ばないで』
アイドルTRPGなら俺がGMしなければなるまいよ……という思いのもと、ビギドルを買って読んで公式シナリオとセッティングに首をひねって、急遽自作したシナリオ。
ラブライブっぽいことしよう』という分かりやすすぎるモチベーションで書いたものだが、ヒロインがよく機能したのと、PLの好みを巧く突いたらしく楽しく遊べた。
やっぱ一生懸命やってるヒロインを出すことは、PLがシナリオに乗っかりやるべきことを見つける上でとても大事だ。

○BBT『皇帝のいない八月』
シンプルなシステムでシンプルに遊ぶことには成功してきたので、ちょっと複雑なシステムでひねったセッティングでもシナリオを做ろう、と考えて仕上げたドミニオンダイブシナリオ。
これも健気なヒロインと超悪いBOSSの組み合わせであり、ここら辺の構図はあんま捻らずわかりやすさ重視で仕上げて良いのだと思う。
このシナリオのヒロインの元ネタは市原仁奈ちゃんなのだが、今年書いたシナリオの殆どがモバマスキャラ元ネタのヒロインだというのは秘密中の秘密だ。(『死靈戦線』が城ヶ崎姉妹、『アイドルなんて呼ばないで』が向井拓海)

○BBT『エヴリデイドリーム』
そんなモバマスがBBTのセッティングになったら、俺がシナリオを造らなければいけなかろうよ……という思いのもと、まゆをメインヒロイン/BOSSとして仕上げたシナリオ。
『ミドルにゲーム内ゲームを仕込み、解りやすいモチベーションラインにPLを乗っける』という今年のシナリオトレンドを応用したシナリオ。
感情のラインはシンプルに、ゲーム的な遊びは少しだけ複雑に仕上げるのが、自分が書くシナリオとしてはPLに喜んでもらうのに良いラインなんだと思う。
モバマスBBTには熱意が高いPLが多く、今年唯一二本GMしたシナリオとなった。


去年の課題であった『削る技術、削る作業工程』はだんだん形になってきたと思う。
TRPGシナリオとしてプレイしていて楽しい、PLを楽しませることが出来るシナリオのメソッドを、少し掴んだような感触があるが、なかなかまだまだである。
ともあれ、今年も良いセッションが出来て本当に幸せでした。
来年もよろしくお願い致します。