読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/06/26 TNX『スーパーフレーズ・レジェンドファイブ』

という訳で今日は、二次元くんRLでNOVA-X SSS05掲載のシナリオを遊んだよ。

シナリオタイトル:スーパーフレーズ・レジェンドファイブ システム:NOVA-X RL:二次元くん

シェンツさん:"アベレージ・ジョー"馬雁カリト:28歳男性:トーキー◎●タタラ、カゲムシャ かつては希望に目を輝かせ、巨悪と戦っていたトーキー。企業犯罪の暴露でしくって心を折って以来、現実と折り合いをつけて生きる方法を学んだ。ゴーストライターをやりつつ、模倣とパターンで生き残るスタイルを貫く汚い大人。

浅間忍さん:"Amor-Deuth D5"アベルリンク:10歳男性:カリスマ◎●カタナ、ヒルコ 軌道の狂信者がアマデウスを模して創りだした、人造のカリスマ。地上に廃棄された後は、量産品の証であるバーコードをサングラスで隠しつつ、レッドエリアで荒事屋をやっている。己の弱さや醜さを癒やすために、弱者を庇護する立場を選んでいるずるくてピュアな大人。

コバヤシ:"サイバーパンクの国のアリス"アリシア・ラトウィッジ:10代女性:カブキ◎ハイランダーハイランダー● 軌道に連なる血筋の、記憶喪失の少女。何者にもなれない空虚を抱えてさまよっていたが、とあるフレーズとギターを手にして、カブキというスタイル、ロックという生き方について一つの物語に飛び込んでいくことになる。自分を探すピュアな子供であり、後の『アマデウスを殺した女』

往年のロックスターが残した伝説のフレーズにより、ややこしい事態に巻き込まれていく『アフターマスレコード』の面々は以上のとおりです。

というわけで、アマデウスをフューチャーしたゲストシナリオですが、結果としては中々大変なことに。キャストごとのモチベーションが非常にフラットで、シナリオにキャストを巻き込んでいくフックが弱く、物語が回転する立場の違いも薄いという、素っ裸で荒野に放り込まれるような悩ましい状況からスタート。シナリオが想定している、ゲストに対して高まった状態を巧く卓内で共有できないのも、中々身動きがとれない原因になってたかな。(ゲストシナリオだとままあるけど)

おまけに『最高の曲』という主観的な要素をTRPGに於いて説得力を持って描写するのはなかなか難しく、シナリオレベルで想定しているモティベーションの変化、シナリオへの参加の仕方をキャストたちが拾いかねる形に。このままではシナリオは空中分解だ! というわけで、各々モチベーションをゼロベースで再確認しつつ、スタイルが生み出す立ち位置の違いで住み分けを開始し、どういう感じで物語を作っていくか、アイコンタクト(Skypeオンセなので、表情見えないけどさ)を駆使して素手で作っていく展開になりました。

共通認識として『音楽で人が死んだり、意志を捻じ曲げられるのはあんま良くねぇなぁ』『固定観念化したロックンロールには説得力がないなぁ』というものがあったので、そっちの方面に掘り下げていくことで、若い連中はスタイルを手に入れ、オッサン達は自分のスタイルを見つめなおす物語をなんとか掴んで、みんなで走っていくことに。凸凹したメンバーが己の得意分野を活かしつつ、なにか新しいことに取り組んでいく姿はちょっと"迷宮キングダム"的なクラフトな楽しみがあって、中々新鮮でした。ゼロベースからの物語構築は大変なので、あんま頻繁にやりたいとは思わないけど。

ロックンロールという題材自体、アマデウスという存在自体には引力があったので、それも利用して結構まじめに、ロックとスタイルをみんなで考えていくアクトになりました。デフォルトの記述には存在してたっぽいヤダ味もRL二次元くんが巧く取り除いてくれたそうで、そこら辺の努力がうまく実を結んだ感じか。

蓋を開けてみると実質白紙な状況にPL全員、一瞬言葉を失ったりしましたが、『集まった以上精一杯楽しいセッションをするのだ!』という基本原則に乗っ取り、自分がやりたいことと出来ることをお互い差し出し合って、巧く共有経験が作れたと思います。困ったら率直に自分の気持を伝えると、TRPGだと大体うまくいくなぁ……。(今更な真実への目覚め)

自分はスタイルのない少女が、カブキになっていく感じの話をやりました。ヒネたおじさん達に挟まれ、青臭いことを言いつつ相談しつつ、一つのスタイルに辿り着くお話しは、手応えがあって楽しかったです。

と言うわけで、中々大変だけどとても楽しいセッションになりました。たまにはこういう感じで、シナリオを素手で掘っていくアクトも悪く無い。素手で掘りたいと思わせる魅力も、ちゃんとあったしね。良いセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。