イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プリパラ:第107話『緊急会議! びんわんマネージャーだクマ!』感想

極まったろくでなし共が集まる女児アニ界のサルガッソー、今週は変則型総集編。
タメこんだ3D資源を有効に原価滅却しつつ、マネジ共がワイワイガヤガヤ騒がしい回でした。
これまでの状況を夏休みからの新規視聴者のためにまとめる回であり、同時にプリパリ組襲来のした準備を整える回……なのかな?

ステージの方は『作ったけどあんま回数やってないの』『夏っぽいの』『この先ねじ込むチャンスがあまりないの』を選んだ印象。
ちゃん子ステージはネタっぽい立ち位置なのに、モデリングもモーションもライティングも最高峰で、流石映画クオリティだと思いました。
『省エネ回か……まぁ長丁場だしこういう回も……』とか余裕ぶってた視聴者の横っ面を、いいタイミングで張り倒すステージだったと思います。

イレギュラーなめが姉はさておき、あじみがここで来るのは『人気と勢いがあるのでパラ宿に遺したものの、本筋でどう活かすか持て余している』感じが凄い。
実際、ガァルマゲにしてもジュルルにしてもトライアングルにしても、人格的成長のお話にあじみ一切絡んでいないからな。
下手に劇薬を投下して本筋がぶっ壊れるより、スパイス代わりにピンポイントで起用する今の使い方は正しいとは思うけども、掘り切れていない感じはある。
下手にじっくり人間・黄木あじみを掘り下げていくと、キャラクターとして求められている立ち位置がガラッと崩れる難しい生き物なのだろうなぁ。

本筋の方は小動物+安藤が延々いさかいを続ける、プリパラらしい醜い話だった……素晴らしい。
寺島さん(うさぎ&安藤)と上田さん(ジュルルとあじみ)が兼役の限界に挑戦していて、相変わらず声優に圧をかけまくるアニメだなぁと、笑いながら見ていた。
妙に堅苦しい謝罪会見とか、うさちゃのアイドル路線とか、メタネタも冴えてたなぁ……異世界だとトップアイドルだからな、諸星さん。

ガァルマゲサーガも一段落って感じで、ゆるっとした箸休め回でした。
来週はプリパリ組が神アイドルグランプリ参入っぽいけど、まーたまほちゃんがこじらせてやがる。
二期終盤で要素を消化しきれなかった結果、プリパリ組にはいろいろしこりが残っていると思うので、巧く発展させていって欲しいところですが、どうなりますかね。