イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/09/11 TNX『ヘヴン・ダウンビロウ』

つーわけで秋の新作TRPGまつり第二弾、NOVA新サプリ付属シナリオをRLしてきました。

シナリオタイトル:ヘヴン・ダウンビロウ システム:NOVA-X RL:コバヤシ

新米くん:屋部藤治郎:35歳男性:トーキー◎カブト●タタラ 戦場育ちの医者にして報道者。軍医として過ごすうちに報道の力に目覚め、NOVAに流れ着いて治したり取材したりの日々を送っている。無骨で寡黙でタフな理想家の仕事人。

二次元くん:"銃頭(ガンヘッド)"轟嵐堂:33歳男性:カブトワリ=カブトワリ◎フェイト● かつて狂気の天才により全身を戦闘改造され、今もその影を追い続ける拳銃頭の探偵。人を傷つけるしか出来ない体に閉じ込められたまま、ハードボイルドに探偵稼業を続けている。

シェンツさん:"アルブレヒト・ハルトマン"ジョン・マーヴェリック:23歳男性:クロマク◎レッガー●カリスマ ヴィルヌーブ系貴族……の皮を被った、ド底流出身の詐欺師。稼いでいる連中を引きずり落とし、悪い連中と金儲けするのが何より大好きなゴミ人間だが、悪人なりの誇りとよく回る頭を持つ。

ソエジマさん:"猟犬用品係(ハウンドサプライヤー)"真小井勇:70歳男性:クロマク◎●タタラ、イヌ 注文があればウォーカーでも必ず用意する、機動捜査課最古参のフィクサー。基本的には金と人脈のために動くクロマクだが、千早冴子前課長との約束に基づき、法の番人を続けている頑固者。

というわけで、NOVA最初の司政官選挙とそれにまつわる陰謀に、こういう奴らが飛び込んでいきました。『サイバーパンク世界の公選挙』という、フックとインパクトの有る題材がとにかくパワフルで、皆前のめりに遊んでくれました。

公式シナリオだったんですが、うちの環境で遊ぶ際にはいろいろ引っかかりそうな所があって、多少手を入れました。情報構造とイベントのトリガー条件がかなり複雑なので整理したり、それを受けてかキャラの個別モチベーションが薄めだったので補強したり、ゲストのロールプレイを濃い目にしたり。ここら辺は環境に合わせたカスタマイズであり、各人の好みを把握しているからやれる補強ですね。

シナリオは稲垣光平の濃厚なキャラを全局面で活用しつつ、ニューロエイジに潜む謀略にキャストたちが巻き込まれ、牙を突き立てていく感じの展開。超資本主義と民主選挙という水と油が良い材料になって、色々なお話が盛り上がるセッションとなりました。面白そうな題材を用意しておくと、細かい描写を詰めなくても中身が詰まっていくというか、描写を詰めていないからこそ自由にアイデアを盛り込んで展開できるというか。題材だけではなく構造も面白いシナリオであり、みんなで楽しめました。

意外な角度からニューロエイジの『今』に切り込みつつ、想像力を刺激される題材がロールプレイを加速させる、非常に良いシナリオだと思いました。卓も楽しく運営できたし、素晴らしい時間だった。同卓していただいた方、ありがとうございました。良いセッションだった。