12歳。を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
合唱コンクールをきっかけに女の友情…のようなものにヒビが入り、高尾先生の助力で花日が立ち上がり、なんとか持ち直す回。
相変わらずここあちゃんの根性ドブゲロっぷりが全開で、よく陰謀張り巡らすだけの影響力を維持できているなと思う。
どんだけ自浄作用ないんだあの教室。
お話としてはコンパクトで陰湿で閉じた、小学生らしいウジウジした悩みをこねくり回す話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
恋愛絡みだとファンタジックなのに、そこから少し離れるととたんに湿度が高く生っぽいヤダ味が出てくるのが、少女誌連載漫画っぽくて面白い。
なんとなくの『空気』がクソみたいな行動を引き起こす構図は、日本式コミュニケーションのクソな部分を的確に切り取っていて、非常にやな感じで素晴らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
綺麗ヅラした心愛ちゃんが裏で糸を引くのもネチッこくて、『このあま殴っとけよ』と思ってたら帝王が一発やってくれた。頼りになるやつだ
状況が改善する構図は高尾→花日→モブという、作品内部の序列を反映した連鎖で作られている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
子供っぽい花日を上から導く高尾のありがたいお言葉で勇気が生まれ、それがモブにも波及していく…という構図が崩れないのは、安定感はあるが閉塞感も生み出していると思う。
『恋愛』が対等で成熟した関係ならば、男も女から学んで変化していって良いものだと思うが、高尾は花日から何かを受け取ることはなく、圧倒的なスペックと正答率で与えて与えて与え続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
彼が作品内ヒエラルキーの頂点に立つことで、安定した三角形が完成しているのは判るが、揺るがないなぁと思う
まぁそこら辺の水平でお互い成長させ合う関係は、桧山-結衣でやることであって高尾-花日は『男が手を引く』古典的でマッチョな恋を背負うカップルなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
公平さという意味では『女が引っ張る』三組目がいて良いとも思うが、メイン層にはウケが悪いんだろうか、そんなの必要とされていないのか
心愛ちゃんが断罪され改心してしまうと、クソみたいに陰湿ないじめを発生させ、主人公たちに障害を用意してくれるキャラがいなくなるので、彼女はずっとクソでクズなままだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
これも堅牢な構造を維持するため、キャラを固定する12歳。式の結果ではあるんだが…仕事するのも大変だ。
今回花日がたどり着いた『いらない空気は読むな。本心に素直でいろ』という成長は当然価値のあるものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
しかし、それが彼女の中で蓄積され、二回目おなじ問題に突き当たった時それを活かしてスムーズに行動できるかこそが、『成長』を描くなら大事な部分だと思う。再現性の構築というか。
キャラとストーリー類型を固定化することで安定させ、求められている構図を繰り返すことで独自性と評価を出しているアニメなので、そういう微細な変化を求めるのはお門違いなんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月5日
が、12歳。を扱う以上、薄紙重ねるような微妙な成長描写は大事な気がするが、まぁそういうアニメじゃねぇか。