ブレイブウィッチーズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
ストロングスタイルのツンデレ、菅野直枝メイン回であり、これまでもひかりの先輩として、けんか仲間としていい間合いを作ってきた彼女に、グッと踏み込むエピソード。
負傷者を上手いこと圧力に組み込んで、直ちゃんの素顔を剥き出しにする運び方が上手かった。
猛犬のような闘志が目立つ直ちゃんだが、本性としてはディフェンダーであり、自分が傷つくのはなんでもなくとも、仲間が血を流したりやばかったりすると非常に動揺する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
至近戦をするのは同じなのに、接触魔眼には『無茶だ』と止めるのは、そういう気持ちに現れだろう。
前に出過ぎた気持ちがピンチを呼び込み、サーシャの傷を見るや武器も名誉も強さも振り捨て、なりふり構わず救助に向かう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
『守るために戦う』というヒーロー性の描写はBWで非常に重視されており、直ちゃん回である今回も倒すことではなく、守ることで英雄の資格を切り取ってきている。
攻撃性と強い意志は危うさもあるが、同時に直ちゃんらしさと強みでもあるわけで、サーシャやひかりが正しくアシストした結果、直ちゃんは突貫精神に立ち直る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
ネウロイを倒すことにしか使えなかった拳も、自分と仲間を守る『盾』として機能する。ここらへんの変化の見せ方が、今回非常に良かった。
これまでひかりを引っ張ってきた直ちゃんが凹むことで、それを引っ張り返すひかりの変化と成長もよく見え、彼女もまた巧く扱えなかった接触魔眼を武器として使いこなし、直ちゃんとの協力で窮地を脱する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
主人公特権の独断ではなく、体調に許可と指示を貰ってから使用するあたりが、ひかりらしい。
伯爵やサーシャといった負傷者がなかなか復帰しないのも非常にBW的で、傷も受ければ血も流す、不完全な人間たちが協力して戦う話らしく、そうそう簡単に傷は治らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
それがなおちゃんのやましさを加速させ、戦力差を悪化させて、ヒーローが必要な状況を強めてもいるわけで、うまいなと思う。
BWの『良き地味さ』という意味では、『補給』に重点が置かれ、メシとタマがなければ戦争できない存在としてウィッチが描かれているのも、特徴的だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
超人的英雄ではなく、飢えて干からびるからこそ、戦略と勇気でサプライを維持しようとする一兵士として、502の魔女たちは常に描かれている。
直ちゃんに相棒と認められ、接触魔眼を使いこなし、無事(?)機体も損傷させ、"ブレイクウィッチーズ"の誉れも手に入れた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
今回の話は直ちゃんの物語であると同時に、雁渕ひかりの修行時代、これまでのBWに一つの区切りがつく話でもあろう。じっくりしっかり積み上げたので、満足感が凄いなぁ。
それは姉の庇護下にいては達成できなかった練磨の時代であり、その終わりに姉が目覚めるのは必然と言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月7日
厳しい環境で別人への成長した妹を、目覚めた眠り姫はどう受け取るのか。
するっと出てきた前作主人公をどう使うか含めて、来週非常に楽しみである。