3月のライオンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月11日
一話まるごと松永七段と零くんの交流回であり、コミカルとシリアスが寄せては返す波のように、バランスよく迫ってくる良質なエピソード。
ボケっぱなしで終わるのかなと思わせておいて、スッと胸に入ってくる真摯な痛みの描き方が、この話らしくて良い。
二海堂もそうなんけど、零くんはツッコミに回れる相手には心をひらいている感じであり、自分に素直なクソジジイでもしっかり面倒を見て、胸襟を開いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月11日
ココらへん、友人や家族には見せない一面であり、松永七段の独特なキャラが引き出した魅力とも言える。
原作よりも遥かに長く尺を取った講談シーンなど、テンポよく小気味よく笑いを届けてくれるコメディから、スッと温度が冷えて本音に入る切り替えがとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月11日
シャガール調の不思議なアニメーションも、切々とした心情吐露と上手く噛み合って、幻想的で真摯な空気をうまく出していたと思う。
40年の重さが込められた告白でしんみりさせて、『ああ、この人も岸であり人間なんだなぁ……』と思わせてから、最後にもう一つ足場を外してずっこけさせる緩急の妙味もキッチリ計算されていて、上げ下げの上手い話だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月11日
1キャラクターの明闇をこういう形で見せるのも、小気味よくて素敵。
前回かなりの存在感を魅せていた香子の思惑に流されるのではなく、クソジジイと一種の共犯関係を築いて、彼女の悪意をパワフルに弾いていく流れも、零くんが頼もしく見えて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月11日
やっぱ香子が本格参戦してから、だいぶ作品の色が変わるなぁ、このアニメ。あとアニメになって気づいたが、俺香子好き。