12歳。を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
そろそろセカンドシーズンも終わりってわけで、お兄ちゃんと心愛ちゃんのW圧力で花日の心を試し、真実の愛にたどり着くまでの話。
心愛ちゃんのドブゲロっぷりが更に加速しており、話が程よく盛り上がりいい具合に収まる具合でまとめてくれて、良い仕事っぷり。
12歳。は一応発育段階を丁寧に追いかける思春期アニメでもあって、十全で破綻のない子供の世界と、波風激しく永遠なんてどこにもない大人の世界の間にいる花日が、一歩ずつ世界観を変えていくアニメ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
なので、恋愛を通して、絶対到達できない永遠不変に頑張って追いつく今回のお話、とても良かった
普段は永遠の子供に甘んじているものの、花日も要所要所で成長の足場は作ってきたのであり、その象徴ともいえる帝王が最高のトス上げを決めていたのは、必要な仕事をしっかりやってくれて素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
稲葉くんの桧山へのトス上げ含めて、間男たちはいい仕事するなぁ……。
仕事という意味では、徹頭徹尾嘘つきクズ女である心愛ちゃんも、生っぽいガキ力で場を引っ掻き回し、高尾やお兄ちゃんや花日がかっこよくキメる場面を準備する、いい仕事だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
あまりにいい仕事すぎて、なんでスクールカースト陥落していじめ対象にならないかわかんない暴れっぷりだが。
これまでカップルを囃し立て、『周囲が放っておかない、特別な恋愛』を演出してきたクソモブ男子も相変わらずゲス…と思いきや、高尾がいつものようにシメそうなシーンで委員長が良いこと言うサプライズ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
こういうお約束の崩し方は人情があってとても好きなので、いいタイミングで見れたなぁ。
花日が自分の恋愛を肯定し、永遠ではない世界の中で永遠を手に入れようという、ありきたりで特別な『大人』への一歩を踏み出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
状況を作るための滑走路が今回、丁寧に均されていて、状況を積んで期待どおりに飛ぶ気持ちよさが、とても強かったと思います。ここらへんのベタさは12歳の強み。
まぁお兄ちゃんは物分り良いし、心愛ちゃんもドブゲロ感情をどうしようもなく暴走させたりはしないし、12歳。の恋愛が本当に大人と変わりない強度を持っているか試すハードコアな試練は起こらんわけだけどね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
それが起こってしまうと作品のテイストが変わり、尺も持ってかれるので正しい判断。
恋愛のネガティブな側面も程よく掠めつつ、『特別に素敵で、世間のモブから恋愛によって色分けされる私』という欲望充足を満たすよう、12歳は相当丁寧に自分を走らせている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月12日
12歳。と恋愛のミスマッチ自体も含めて、作品全体のコントロールの巧さが際立つエピソードだった気がします。程よい。