ブレイブウィッチーズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
迫る最終決戦、帰還する姉、弾ける愛と強い意志。そんな感じの煮えた回。
ひかりを鍛え上げるために舞台袖に下がっていたお姉ちゃんだが、強さも優しさも1エピソードでしっかり描写できて、遅れを感じさせないキャラ立ちを見せてくれた。他キャラの描写も素晴らしい。
BWはドンガメ劣等生のひかりが優秀な姉に憧れ、導かれ、急に手を離されるところから始まった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
保護者のいない雛鳥は持ち前の根性で一歩ずつ仲間を作り、実力を付け、気づけば502にかけがえのない存在になっていた。ココらへんを序盤でしっかり確認する作りが、堅実かつ魅力的でまず素晴らしい。
物語から置いて行かれた孝美は妹の成長を認められないが、それも強い愛ゆえのもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
ひかりの戦い方が薩摩っぽもビックリの火の玉戦法だってのはこれまでたっぷり描写されていたし、今回もそういう戦い方なので、ひかりの危惧も無理筋ではないところが彼女を悪者にしない、いい作りだ。
唯一個別回のなかったラルが孝美サイドに付くことで、姉としての理をしっかりすくい上げられる冷静な隊長としていいポジションを担当し、評価を上げていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
場面のアツさに流されず、自分の言葉をしっかり守って孝美に旗を上げるところといい、今週の隊長は非常にスマートでカッコ良かったなぁ。
お姉ちゃんは優しさだけではなく強さも印象的に描かれていて、久々の切れ味鋭い空戦描写、『DIOかよ!』と思わずツッコんだ垂直柱上り、ともにキツいこと言うだけはある実力を絵面でしっかり見せてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
こういうところに無言の説得力が貯まると、キャラクターの強い行動に納得できて有り難い。
ひかりが結構鋭く『姉より502ッ!』と吠えてくれたのは、なんにもない所から積み上げ獲得してきたこれまでの歩みをちゃんと証明する形で、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
初期衝動になった姉への情が薄れたわけではなく、これまで見てきたエピソードの結果手に入れた、大事な物が上回ったという形なのが善い。
それはひかりの片思いではなく、502の仲間たちもドンガメひかりを気づけば同志として愛し、守るようになっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
元帥を悪者にせず、502の現状を突きつける訓示シーンはいい仕上がりだったなあ…思いが加速して感情がレールを外れていく感じが、強く届いた。
努力と根性でそれなりになったが、ひかりの本質は相変わらずドンガメであり、仲間の助けでようやく0.8人前というキャラ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
ネウロイ戦で仲間全員がひかりのサポートに回り、ようやく接触魔眼が使えるよう戦闘を組み立てることで、全キャラの物語的配置・モチベーションが見える工夫もされていた。
あと直ちゃんがすンゴイ速度のデレを叩き込んでいて、ホント素晴らしく素晴らしかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
BW全体的にそうなんだけど、お話の展開を過度に焦りすぎず、素材をじっくり煮込んでいい味出してくれるのが好き。
直ちゃんのツンは、理想的なツンデレ曲線でデレに到達しつつあるからなぁ…素晴らしい。
物語から途中脱落した孝美が、ひかりの成長(つまりこれまで僕らが見てきた物語そのもの)に挑戦することで、これまで何を積み上げて、どこに到達したかがよく見える、一種の物語的山登りでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
こういう見晴らしの良い話がクライマックス直前にあると、自分が何を見てきたか確認できて、凄く良い。
その上で、主筋に反発するキャラクターを悪者にするのではなく、もう一つのロジックを備えた魅力的な人物としてちゃんと描くことで、ひかりを過剰に贔屓するヤダ味からも遠ざかっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
BWが持っている堅実で冷静、着実な物語構築能力が、フルに発揮された傑作だったと思います。作画も良かったし
『負けたけど、これまでの戦いは無駄じゃなかった』みたいな流れですが、まぁこのアニメがそういうおとなしい展開で納得するはずもなし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月14日
迫る最終決戦でドンガメ主人公がどうやって帰還し、どんな伝説を打ち立てるのか、今から非常に楽しみです。