うたプリを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
クライマックス本番! つーわけで、SSS選考会前の興奮をじっくり映し、レイジングの陰謀をヘブンズがぶっ壊して舞台に立たせ、ステージ2つしっかりやるところまで。
不必要に焦らず、無駄に引き伸ばさず、時間を的確に使って興奮を作っていく構成が良かった。
ヘヴンズの帰還は既定路線ではあるんだが、そこに至るまで時間を使って、『世界最大のライブバトルが今始まるッ!』という作中の空気を画面越しに伝える活用法をしてきたのは、なかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
前回きっちりフラグを立てたので、『ヘヴンズはよ!』という気持ちにはなってるからね。
それを拾いつつ、式次第に乗っけてじっくりと前説を進め、来るべきものがなかなか来ない焦りをSSS選考会への期待に連結させていくのは、クライマックスを盛り上げる大事な演出。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
ここが巧く作れないと、どんなステージ見せられても心が高く飛ばんので、非常に大事だ。
ヘブンズの美味しいところ略奪っぷりは三期ラストと同じなわけだが、デュオエピソードを通して彼らの人となりが見えた結果、その意味は正反対になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
意味のワカラン闖入者から、応援したくなるアイドルへ。その変化は四期をわざわざアニメにした、大きな意味でもあるのだろう。
しっかり助走路を作ってからのカルナイのライブだが、これまでのリソースの少なさを吹っ飛ばすようなパワーのあるステージで、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
派手さとスピードのあるライティングを活かし、四人が高速で出入りする曲構成を強く盛り上げていたし、曲自体にも圧力があった。
各員の個性を活かしつつ横幅を出すベストな『四人』編成がよく生きていて、どういう感じのムードを出したいか、はっきりと伝わるステージだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
第一回選考会勝者として、挑戦者を迎え撃つ意思が込められた歌詞も良かったな。『今、このステージ』で歌う意味が強くある。
対してヘヴンズは『七人』という数を活かし、群舞的な表現でステージを作っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
『敵役』という出自に必要なワイルドさが彼らの味だと思うのだが、ダンスの中にもそれがよく生きていて、野性味を魅力に変えてしっかり届けるステージだったと思う。ヘヴンなのにインフェルノという矛盾も好き。
両者のステージに共通しているのは、圧倒的にトンチキなイメージ力で視聴者をぶっ飛ばす『うたプリらしい』演出が鳴りを潜め、現実にギリギリありそうだがアニメでしか不可能なゴージャスさと、身体があって初めて可能な歌や踊り、照明や衣装渾然一体となったステージングを押し出してきたことだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
荒唐無稽なケレンに頼りすぎるのではなく、キャラクター個人、肉体と精神を持った一人間を彫り込んでいくというのは、四期全体を貫く基本方針のはずだ(なので、第4話がやや浮く)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
最後の見せ場であるSSSのステージを、あえて龍とか宇宙とか出さず現場のみで構成したのはそういう姿勢の反映だろう
固定概念を思いっきり蹴っ飛ばし、新しい風景を強引に見せてくれる『うたプリらしさ』をあえて抑えて、カロリーのかかるダンスの作画や、躍動感のあるライティング、AR演出など、地道で現実的な描写を積み重ねて、興奮を作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
今回の新しい試みは、かなり成功していたように僕は感じた。
一個一個のステージ演出が的確にカッコよかったし、各ユニットが背負うテーマ性や個性を読み取る(叩きつけられるのではなく)ことが出来る、可読性の高い表現だったと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
地面に足がついている感覚で、それはなかなか見てて楽しいことなのだと、四期を見てて何度も思った感想を、再び抱いた。
そういう意味でも、三期ラストで観客を焼き殺していたドラゴンの幻影から、あくまで現実に足場を置くパイロ演出としてステージを彩った煉獄の炎に、ヘヴンズのパフォーマンスが変わっていることは大事なことだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
同じ青い炎だからこそ、それを通してあの時と今何が違っているのか、見えてくる。
うたプリ四期はこれまでと方向性を変え、これまで描かなかったことに挑戦した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
それが成功しているか否かは、最後まで見なければわからないし、部分的には(そして個人的には)完璧にやりきれたと言えない部分も、沢山ある。
しかしそうして挑んだ結果掴み取れた、新しい何かは、今回の2つのステージの中にしっかり現れていたのではないかと、僕は感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
次回のスターリッシュのステージが何を示すのか、凄く楽しみです。
あとはるちゃんの描き方に、アイドルを推しまくって勝たなきゃいけない都合と、旧主人公にして最強の裏方である彼女に報いたい気持ちのせめぎあいを感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
恋の結論を出せないアニメの縛り、アイドルと恋愛部分の衝突を考えると、あの扱いがギリッギリのラインだよな。むしろよくいれてくれた。