イゼッタを見終わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
ガンッガン飛ばして終わりまでたどり着くぞ! という意欲の感じられるパワフルな最終回だった。
魔女決戦は列車による巨大鞭など、フレッシュな表現も沢山あって見たいものが見れた感じ。魔女の速度を表現するためにパリまで行くのは鮮烈だったな。
お話としては男はバンバン殺してケジメを付けさせ、女を生き残らせる余地を残した感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
それでも生き残るんだから諏訪部はスゲーよ…かなりの部分、あの人のチート先読みが話回してた功績はあるんだが、個人的にはざっくり死んで欲しい生き物ではあった。
魔女という遺失技術をWW2にぶち込むことで科学反応を起こし、総力戦の雰囲気を掠めつつあくまで局地戦で世界大戦を決着させてしまう力技は、結構機能していた気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
九ヶ月で詰めろまで持って行かれるあたり、ゲルマニアは戦の潮目が変わってからどんだけ失態を重ねたのか、気になるところだ。
まぁ群像劇や総力戦を横幅広く描くのはあくまでポーズと言うか雰囲気というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
本命は魔女個人が無双し無力化される個人戦であり、フィーネとイゼッタのドラマという見切りは、焦点がハッキリしていて良かったように思う。
イゼッタの狂った忠誠と愛に関しては、かなりディープに描けてた。
途中横幅広い描写がうまくいきそうな感じだっただけに、ゾフィーの登場から一気に物語が凝集していったのは正直残念でもあるが、欲張りすぎて虻蜂取らずの結末に終わるよりは、女二人の修羅道に注力しやりきるのは、正しかったように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
この一極集中が許されるのはひとえに魔女の圧倒的なインチキ力が適切に描写されており、お話のリソースが二人に集中する説得力がしっかりあったからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
あんだけ無茶苦茶されたら、世界の主役になられてもしょうがねぇなという納得を引き出せたことで、話の偏向も美点として受け入れられる。
とは言うものの、3人目の主役であるゾフィーに二人のアンチテーゼ、過去から蘇った亡霊、反動を生み出すための壁という機能のみを背負わせ、あまり報いのない展開と終わりになったのは、結構残念である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
そこすら切り捨てる見切りが、イゼッタの狂気とフィーネの不遜を描くキャンバスを産んだのだが
レイラインを枯渇させたことによる全地球的な影響とか、あくまで『私は』火あぶりにされても構わないというエゴに留まったイゼッタの説得とか、足を止めて考えると気になるポイントは幾つかある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
公人と私人の間で何かを切り捨てる痛みと犠牲を、堀尽くせたとも思わない。
しかしまぁ、赤い魔女の狂愛と、それを受け止めズルく利用しそのことに傷つきもした姫様の闘いは、アクションシーンのフレッシュさに支えられ、温度を込めて描ききれたと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
やっぱりこのアニメは、『フィーネのイゼッタ』の物語として始まり、描かれ、終わったのだろう。
総じて思い返してみると、一話から三話まで感想を手控えていたヤダ味のオーラが時折露出しつつ、女二人の一点突破、それを目立たせる踏み台作りの容赦なさで、巧く走りきったアニメだと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月17日
見たいものを見きれたわけではないが、不思議と満足である。いいアニメでした。