ミルホ大晦日SPを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
ミルホも7年目ってわけで、劇場版の座組を引き継いでの桜井テイスト満載。
後退のネジをぶっ壊し、三十分血管ブチ切れそうなハイテンションで押し切る『一期の頃のミルホ』であった。森脇テイストを拾いつつも、桜井監督の味が強く出た印象。
話の方はろくでもなくてしょーもない、ダメダメでグダグダなミルホの日常を一話じっくり追いかける感じであり、このざっくばらんな感じが懐かしくも面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
錦織監督のシックな感傷が全面に乗ったTDのテイストも僕は大好きなんだが、こういうノスタルジーを大事にする方向性も好きである。
演出の方はボケっぱなしで拾わず、更にアクセルを空ぶかししてどっかに走り抜けていく元気な塩梅。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
過剰な元気と醒めたメタネタが交互にやってきて、人工甘味料の味がする毒を一気食いする感じ。いかにも桜井な『間』の作り方といい、豪腕で押し切りにいっていると感じた。その強引さが心地よい。
全面アホバカで押しつつ、アホなりに会長に思いを伝えようとするミルホと、闇の母性でミルホ(つうかシャロ)を愛する会長の気持ちが通じ合うオチにしたのは、人情モノとしてのミルホを大事にしてくれている感じでよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
二期はここら辺の善因善果っぷりが弱かったので、取り戻している感じがある
バカどもがアクセル全開で走る姿を真ん中に捉えつつ、シリーズへの目配せが効いているのもふでやす脚本らしく、ファンにはありがたい所。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
フェザーズはいい出番をもらえていたが、茉莉音ちゃんが出なかったのはTDがなかったことにされたようで、少しさみしい。新田さんの関係なんだろうか?
一期王道に回帰しつつ、24分間走り続けるパワーとテンションを維持し、ファンへのクスグリも随所に盛り込む欲張りな出来でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年12月31日
森脇版とも錦織とも違う、しかし両者を継承した桜井版ミルホという感じに仕上がっていて、とても面白かったです。作品のテイストを大事にするのは、つくづく大事だなぁ