ALL OUTを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
遂に始まった菅平合宿、練習は山盛りやったのでいきなりの試合開始である。
個の技術に優れるもチームワークに欠ける天竺と、荒削りながらチーム一丸となって戦う神高は分かりやすく正反対。先制点は取られたが、ここからどう試合を運んでいくか、楽しみになる出だし。
天竺は非常に分かりやすい神高のシャドウで、主役が持っていない洗練されたテクニックとタフなエースを武器に、連動できていなくても点を取れてしまうチーム。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
それも一つの強さではあるが、熱血仲良し神高ISMをたっぷり堪能した後だと、どうにも不穏に見える。
天竺のスマートな攻めを成り立たせているのはFBのれんぺーだが、『誰でも主役になれる』スポーツで、自分だけが主役になろうとし、他の仕事をやってくれる仲間へのリスペクトがない選手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
作品世界のルールを味方につけていない感じがムンムンして、見ていて非常に危なっかしい。
とは言うものの、磨き上げた実力が確かな武器になるのもこの作品のルール。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
ラインアウト際の攻防、細かいフェイク、キックの威力。
個別の技量において天竺は神高を上回っており(まぁいつものことだが)、先制点はアチラに上がる。チャレンジャーの立場が鮮明になる出だしといえる。
あくまで15人の『個』としてラグビーをやる天竺に対し、神高はコモさんを後見、赤山をリーダーとしてしっかりまとまり、『集団』としてラグビーをする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
個別のスペックは劣っていても、それを仲間が補い長所を伸ばすことで武器に変え、ぶつかっていくスタイルは変えてはいけないものなのだろう。
その上で、今の神高には『個』の強さもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
秘密兵器・貴船、前線のパワーを跳ね上げる相撲特訓、低い姿勢のタックルと、コモさんと一緒に頑張った練習は無意味なものではなかった。
がむしゃらさ、ひたむきさしかなかったチームに、勝てる理由が沢山積み重なったのだ。
特に貴船の地味な強さは非常に神高らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
スペックで劣るFB一人が吐出しても、試合には勝てない。ラグビーをよく見て、周囲と連動しながら自分の強みを活かす立ち回りは、自分が主役になるのではなく、みんなを主役にする競技性によって支えられている。
これまではマツ-江文のホットラインを活かした奇襲にのみ用いられてきたキックだが、貴船の追加により防御面の切り返し、堅実な攻めの構築でもアドバンテージを手に入れるようになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
この『個』の成長と発見が、『集団』にどういう価値を付与していくのか。今後が楽しみである。
試合開始前の流れで見えるように、神高の強さは団結力とモチベの高さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
それを理解してしっかり温めるコモさんの頼りがいは、指導が結果に結びつく実践値の高さに支えられてもいる。
精神主導なんだけども独走ではないところが、コモさん以降の神高から危うさを抜いている理由か。
様々なものが噛み合い、『個』を否定せず『集団』にまとめ上げていく神高の強さを、確認する試合開始だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月2日
先制点は献上したものの、『集団』になれていない天竺には危うさがあり、そこを狙えるだけの信頼感が今の神高にはある。
初勝利への期待が十分高まる、良い序盤だったと思います。