アイドル事変を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
アイドル政党巡りもそろそろフィナーレ、ファルル声でコスモさんみてーな喋りする党首のサブカル新党と、コスモさん声でユリカ様みてーなキャラしてる党首のSOS党、二大色物がドバっと押し寄せる回。
話運び自体は非常に地道で、(事変基準で)落ち着いて楽しかったです。
今週は猪名川議員の幽霊騒動に立ち向かう組と、ミカ殿の自分探しの二つに分かれて進行。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
普段は夏月が党首の人間的成長に深く噛む展開なのだが、ミカの成長は銅像総理三人組が担当してくれた。ミカが鹿児島出身なので、薩長土肥全員いるという無駄なネタの細かさが好き。
例によって例のごとく、頭のネジを外したトンチキな展開ながら、ミカが自分の意見をちゃんと言えるようになる過程や結果は実りの多いもので、なんかいい話風味に感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
さんざんガバガバに進めつつここを外さないところが、アイドル事変の強いところだと思う。なんでジャニーさん口調だったかは謎。
先週の流れを引き継いでか、洗脳ソングで強引に押し流す展開ではなく、相手の理を受けて切り返す形でマトモに問題解決しており、やっぱこういう運び方は良いな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
どう見ても淳二な稲川議員の、リキの入ったエミュっぷりも面白かった。敵役、こんぐらい味が濃いほうが面白いと思う。
オーデコロンでの可愛らしいくしゃみをしつこいくらい繰り返して、露骨でも話の筋道をしっかり立てているところとか、『夏月が間に立つおかげで、アイドル政党大連立の基礎ができていく』というベースラインをちゃんとやるところとか、骨の部分は外さないのがネタの火力につながっていると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
ミカがペットボトルロケットから天体観測に切り替えたのも好きな運び方で、形に拘るのではなくエッセンスを掴んだからこその変更で、夢を現実にしていくための柔軟性を感じられた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
理想論と現実主義は対立しない、というのは結構靭やかな結論で、(一応)政治を扱うこのアニメらしい運びだ。
舞台が国会議事堂なのも、身近な異界にアタックしていく感じでよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
ダンスホールも天体観測室も、政治のアドバイスをくれる三総理の銅像も全て現実にあるネタで、そこで嘘をつかないからこそぶっ飛んだ展開がちゃんと刺さるというか。調査は大事だ。
青雲の志と空に向かって伸びていくロケットの重ね合わせとか、脳みそゆるゆるに溶かしてくるのに、なんかコアの部分が爽やかなのが、僕がこのアニメの好きな部分なのだろうなぁ、と思わせられる回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
青年政治家でありアイドルでもある彼女たちが、キラキラしてるのは良いことだと思う。
初手とにかくネタの火力で押し流して、二連続の『曲がる直球』でストライクを取ってくるシリーズ構成も、楽しい意外性で好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
もっとこー、作品内ルールで押し込んでくるかと思ったけど、こういうパワー押し一本槍ではない話が見れると、作品全体の横幅が広がって、豊かな気持ちになれるね。
そんなわけで、ちょっと外したけど『ウム、アイドル事変だな!』とうなずける、楽しみがいのあるお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月12日
来週は84年、中森明菜の"飾りじゃないのよ涙は"を背負う回。ひとしきり政党の紹介も終わって、いろんな球筋で攻めれることが分かって、さて次の球はどこに入れてくるか。配球が楽しみ。