ALL OUTを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
戦い終わって日が暮れて、大人と子供、両方の宴。
勝ち負けをどう受け止め次につなげていくかという部分に時間を使うのは、部活マンガでALL OUT!だなぁという感じがする。試合の外の描写があっての、試合の中の盛り上がりという。
神高のがむしゃらさが対戦相手に化学反応を起こすのは、これまで戦った慶常・相模と同じ。他者の心を揺さぶり、『よし、俺達も!』となる何かを、相模のプレイはもっているわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
今回はそれに『勝ち』という結果もついてきて、心意気だけではない変化を実感できた。主役が強くなるのはやっぱり良い
勝った方がお通夜めいていて、負けた方が今後について目を輝かせている対比は、"3月のライオン"の島田VS後藤戦後の描写を思い出させ、面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
勝っても喜ばないのはストイックな真摯のスポーツっぽいが、確かにここまで見守った身からすると、騒いでもいいだろ、って感じが先に立つ。
酒の入らない子供の喜び、お菓子が見守る女の子の時間、ツダケンの酔っぱらい演技が冴える大人の相談タイム。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
色んな『その後』が描かれて、色んな人が組み合わさってラグビーが成立していることを試合外で見せられる回でもあった。うめちゃんが可愛く目立って良かったな、今回。
天竺のコーチもまたコモさんの包容力に包み込まれていたが、不自然なまでに荒れるに任せていた裏には、そういう思いがあったのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
子供らしさを何処かに置き去りにした結果が、コミュニケーションのない天竺のプレイなわけで、子供が子供に戻れた試合は、怪我の功名だったのだろう。相当博打だけど。
子供を子供らしく導くために、大人が大人らしく守らなければいけない節度。大人だから飲める酒。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
そこら辺の境界線が見える酒盛りだったが、子供が大人の役割を頑張って背負おうとする尊さは、また別の場所で描かれている。赤山の頑張りとかね。
このお話は『子供らしい奔放さ、無邪気さ』が状況を動かすテコになりがちで、大人ぶっている子供が子供らしさに気付いたり、大人が自分の中の子供っぽさに目を開くことで、状況が変化していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
同時に、子供が大人の演技をしなきゃ維持できない世界ってのもあって、それなりの目がかけられる。
身勝手だった祇園くんがチームの中で役割を見つけ、無私のプレイで存在感を作っていく過程は、子供から大人になるパワーの現れなのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
子供と大人、子供の中の大人、大人の中の子供。
様々な現れが運動を生み、変化を生み、それが伝播していって新しい局面を連れてくる。
ここらへんがかなり明瞭、かつ公平なのが、部活モノとしてこの作品が持っている活力の源泉(の一つ)なのかなぁと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月23日
一勝は一勝、大事で決定的なものだが、終わりではない。来週以降の合宿がどんな大人らしさと子供らしさを連れてくるのか、楽しみである。とりあえずは貴船かあ…。