幼女戦記を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
対共和国戦最終段階! というわけで、203が頭を潰した好機を最大化するべく工兵部隊が足元に穴を開け、そこから相手の背中をボッコボコにするという、なかなかの大仕掛けが炸裂。
これで戦争も終わる…わけもなく、ジョンブルが横殴りを決めてきたよ、という回。
今回の戦いはとにかく『情報の不足による混乱』がキーで、あらゆる場所で『聞いてないんですけど!』が炸裂しまくるエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
余裕で敵国蹂躙できると思った共和国軍、秘匿作戦に混乱する帝国の内政屋、いきなりの英国参戦で停戦予定が壊れるエリート部隊。ドッタンバッタン大騒ぎである。
ただ包囲殲滅をしても、態勢を整え適切な対応をされたのでは決定だとはならない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
帝国最強のエリート部隊203が投入されたのは、指示を出す頭を潰し、方位殲滅戦の効果を最大化するためである。その作戦自身も、奇襲による衝撃が抜け切らない間に完遂しようと頑張る。奇襲の上に奇襲が重なるわけだ
鍵穴作戦は視聴者にとっても秘匿情報だったので、地面がふっとんだ時は大層驚いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
酒と煙草で共和国軍の油断を演出するのも、なかなか上手かったと思う。航空兵が抱えていた荷物をすぐさま投げ捨て後退するのが、状況が変わったのを示していて面白い。
そこからは機動力を活かした追い込みであり、ワーワー混乱しているあいだにボーボー燃やす。燃やし尽くす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
あの機動ができる辺り、ホント帝国陸軍の練度高いんだろうなぁ…ワーワー混乱しているのは203が頭を潰したおかげなので、参戦していなくても無双感がある。最強主人公最高ー!!!
って思わせないのが幼女戦記で、アバンの段階でブリトン参戦は予告されており、「これが終われば、戦争も終わりだ!」という203の笑顔がぶっ壊れることは既定路線である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
死亡フラグを山積みしていた共和国軍兵士のように、203のぬか喜びは身内の死で精算される。情報の不足はどこも同じだ。
帝国が蹂躙する空はけして晴れやかではなく、雨の惨めさはなくとも不吉な予感に満ちている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
美術に猛烈な暗喩性があるのがこのアニメのいいところだと思うが、こkらへんの表現はダリの"内乱の予感"から借りている感じもある。終わらぬ戦雲、泥沼の未来の予感としての雲。 pic.twitter.com/JwNXtf8r3m
それはさておき、笑顔の絶えない楽しい職場203は楽しそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
ターニャの非人間っぷりを睨みつつも、なんかヒューマンな暖かさのあるホームとして、荒くれエリートたちがクレバーな皮肉を言いまくるかっこいい場所として203を立てれたのは、アニメにとって強い表現だなぁと思う。
後方では会議が踊っていたが、あの状況で内政側からギャーギャー言われるのも、参謀本部の情報隠蔽能力が高いから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
意図して生み出した情報格差でアドバンテージを握るという意味では、ライン戦線と同じことが会議室でも起きているわけだ。戦場の霧は、あまねく全てに覆いかぶさる。
全てを俯瞰しうる視聴者の視点からすると『やっぱりなぁ』という英国の横殴りだが、203としては青天の霹靂である。グランツ死んだし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
『ちょろっと殴れば戦争も終わりだろう』とナメているのは英国もおんなじであり、両方停戦を目指しているのに腰まで泥に浸かって殴り合う結果が待っているだろう
近景としての悲劇、遠景としての喜劇。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
蟻のような歩兵達の死も、あっけなく死んだグランツも、全て飲み込み噛み砕きながら、総力戦の機械は動き続ける。
『これで終わり』という願いを跳ね除けつつ、物語は続く。ターニャは『なんでこんなことに!』と喚きつつ、局地戦で武勲をあげるだろう。
司令部潰しで引き起こした混乱が、方位殲滅戦を後押しする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
計算され尽くした戦争芸術が、より大きな政治・戦略的意図で横殴りされるという、意地の悪い回だった。無双の快楽、連動の悦楽を味あわせておいて、それより大きいものがあるという超越的視座を出す。
いいタイミングでの横殴りだった。
これで『共和国は潰したのに戦争が終わらない』という状況が生まれたわけだが、アニメはアンソンおじさんとの決着を付けたところで一旦引くのかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月17日
メリケンとロシアに砂にされるまで戦争続くと思うのだが、途中で切るのも泥沼感あっていいと思う。つーか原作終わってないしな。
来週も楽しみです