ツインエンジェルBREAKを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
結成なった二代目ツインエンジェルだが、青担当のすみれちゃんは孤高の人。めぐるはツンツンめんどくさい彼女の心にするっと滑り込み、相棒として友人として良い距離感を確保できるか! というお話。
めぐるのイノセントな人の良さがしっかり出たお話だった。
スミレちゃんはいわゆる高嶺の花、ぼっち、ツンデレというやつなのだが、分かりやすい記号に頼りつつも、頼りすぎない見せ方が良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
アバンで彼女が見ているのは『犬と猫がじゃれ合う』映像であって、犬が単品で可愛いわけではない。
心の底ではふれあいを求める心象が、ちゃんと出てくる。
白米ドカ食いというこれまた漫画的な記号も、異物として拒絶され、報復に世界を拒絶し返すすみれちゃんのメンタリティの足場として活用される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
超絶ベタベタな記号論の嵐、そのさなかにあるのだけれども、案外表現の方向は直球で堅実。このギャップというか意外性というか、変な信頼感が好きなアニメ
スミレちゃんの結構キッツい当たり方にもめげず、めぐるはガンッガン前に出て、ガンッガン間合いを詰める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
ここらへんの心理的距離も、屋上で飯を食っている時とラスト一緒に風呂入っている時、同じ横の構図で二回確認され、測量が出来る。食事と風呂、プライベートで無防備な空間の共有。
めぐるはネガティブなことにそこまで拘泥しない、いい意味でバカな精神を持っている。ウザいと言われようが、自分が正しいと信じたことをやる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
それは無神経だが、すみれの隠した寂しさをケアする行為であり、同時にお話を先に進めるエンジンにもなる。ウザイで引いてたら物語は停滞するばかりだ。
動物を潤滑油として(少々安易に)活用することで、すみれの刺々しさもめぐるの無神経さも巧く和らいで、お互い間合いを見つけていく展開がスムーズに流れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
主役二人をじんわりに好きになれる、いい塩梅の関係性強化回だったと思います。めぐるが時々曇りつつ、基本笑顔なのがいいと思います。
動物といえば、ED入りで正体隠す気が一切ゼロだと判るみるくちゃんも、釘宮さんの好演で大暴れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
犬になぶられ、レースに思いっきり入り込み、ハリネズミライフを心から堪能しているようにしか見えないが、初代ツインエンジェルとして人間の尊厳を取り戻すつもりはあるのだろうか。
みるくちゃんもトゲトゲが背中についためんどくさい女の子(何しろ声が釘宮だし)なのだが、犬に腹を撫でられる行為を拒絶しない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
余計な知恵のついていない動物たちは、人間関係の潤滑油であると同時に、隠した気持ちの投影、心の鏡でもある。
こういう要素で芯を入れつつ、話のトーンはゆるふわのんびりしっぱなしなバランスとテイストが、僕はやっぱ好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
戦闘シーンも相変わらず妙に間延びしていて、『殺し合い』って感じがしない。それは多分、ある程度狙っている気もする。そういう話じゃねーからな!
敵さんも伊藤静が声やってそうなキャラを鍋で煮詰めたようなCV伊藤静を送り込んできたけども、どーなることやら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
くるみがハリネズミになってる理由含めて、話の大枠は日常を転がしつつおいおい、って感じかな。その日常がいい雰囲気なので、じっくり味わいつつ展開を待ちたい。
とりあえず最低限の材料を一気に並べた第一話を引き受け、主役二人のメンタリティ、関係性を広げていく第二話として、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月14日
ゆるいんだけど時折鋭い視線が光り、しかしそれが空気を壊すほどでもない。作品のテイストも程よく感じられ、『やっぱ俺、このアニメ好きだな』って気持ち。