アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) May 25, 2017
久々の登場となった幸花堂、その新事業オーディションを舞台にエルザの株が上がる…のかなぁ? っていう話。
周囲がエルザを持ち上げていく構成上の意図はわかるけども、それが機能してたかは僕は疑問。オーディション参加者の使い方もクレバーではなかったと思う。
エルザはパーフェクトに事前調査をしていて、審査員の社長狙い撃ちでドンピシャに入れたから勝った、という今回のロジック。
— コバヤシ (@lastbreath0902) May 25, 2017
しかし作るべきなのは『カフェの新メニュー』であり『社長に届くスイーツ』ではなかったはずだ。ならば、客の顔を見た四ツ星のスイーツのほうが良かったのではないか。
きめ細やかな調査で勝つべくして勝つというのも王者の勝ち方なのだろうけども、実力で圧倒する圧力は感じなかった。水面下の細かい仕事を強調したかったのかな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) May 25, 2017
レイはエルザがオーディションに出た理由を納得していたが、僕はよく分からなかった。ゆめたちが挑戦者の地位に追いやられる必然も。
それはエルザが高みに立つための足場になったキャラの描き方が、あまりスマートではなかったのと関係しているのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
アリバイづくりのように顔を出したM4の、とてもプロとして尊敬は出来ない歪んだレディーファースト主義は、彼らの株を下げただけだ。最初から本気でやって本気で負けろ。
シャイニーアカデミーの二人も最初からファン目線だし、どーにも参加者の本気や敬意を取っ払ったオーディションに思えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
その歪さが今後正されるために描かれているのなら、いい伏線づくりだと言いたいけども、おそらくそうではない。その歪みはなんとなく場を保たせるために用意された穴埋めだ。
ゆめ達が思いもつかなかったことをやって、勝ちをもぎ取ったエルザは凄い。そういう結果だけを見るなら、話として仕事はしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
しかしその形をつくろうために、『真剣勝負でお互い高めあっていく、青春アイドルストーリー』に必要なエッセンスが、結構蒸発してしまった感じを受ける。
ローラが堂々と着込んだように、めでたいたいキグルミも完璧にやりきるプロフェッショナリズムで落とすわけでもないし。ていうか、『ゆずの金平糖ドレス-ローラのめでたいたい-VAのメイド服』って、あまりにローラがドロかぶりすぎじゃなねぇの今更だけども
— コバヤシ (@lastbreath0902) May 25, 2017
そこで不貞腐れない桜庭が好きだけども
『才に溺れ、弱者や観客の顔を見ないエルザの不完全さを強調したかったのかな』と穿ってしまうほど、今回は様々なロジックの組み方が破綻していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
観客席からワッショイする真昼たちにカメラ振る度に、オーディションの緊張感が緩んでしまうのも良くないと思った。
しばらくはVAを乗り越えるべき壁として上げていく時間が続くだろう。ゆめもリリィも、そのアジェンダに則って今回負けて、何かを学んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
だが、そんな彼女たちの視線と、僕の目線は今回はシンクロしなかった。そういう話でVAの株を水増ししても、作中の描写と印象の乖離は広がるばかりだ。
ぶっちゃけ、こういう回は一期もあったし、一年の長期シリーズではまま在る。(極端に少ない、もしくは無いシリーズも当然ある)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月25日
必要経費と飲ませるか、次回以降の仕上がりで補うか、はたまた僕の物語消化器官が機能不全を起こしているのか。よく分からないので、次以降で判別しようと思う。