FAガールを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
バトルノルマがなんぼのもんじゃい、俺達は存分にナオンを描きたいんじゃ! という欲望だけで構成された24分。
ベッタベタなオタクメディアの風邪ネタと、高密度圧縮された学園生活。可愛さの棍棒で脳髄をダイレクトアタックする蛮行が、しかし心地よい…そういう回。
まぁ話という話はあんまなくて、オタクの快楽原則を直接殴りつけるような、シチュエーションの連なりがゾロゾロ出てくる展開。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
もともとそういう塩梅の作品であるし、少女と人形はドタバタやりつつ仲良く幸せなのでそれでいいと思う。バトルがないぶん、今週は可愛さ極点だったなぁ。
前半はオタクラブコメの定番、風邪引いて看病ネタ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
ワチャワチャ喧しく展開し、10才児がおかーさんぶっ倒れた時にやる暴走を大体終わらせ、なんとなくいい話で〆る。手堅いビルドだ。
地味に買い物自体はサクッと成功しているところに、お酢買うだけで大惨事だった過去からの変化を感じる。
後半は『スケール上げたガールたちに、いろんな衣装を着せたい。えっちで可愛いガールを死ぬほど描きたい』という欲望大炸裂な、学園生活夢オチネタ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
学園キャフフモノでやるべき絵面を、全て一枚絵に高圧縮して強引に流し切る豪腕。見たいものしか入ってないお子様ランチ(褒め言葉)っぷりに感動。
前後編に分割(もしくはエピソード跨ぎ)しつつ、緩やかな連続性があるのがFAガールの気持ちいい所だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
今回でいえば、大暴走のアホバカ十歳児が『現実』で、あおと対等の友人関係が『夢』だったり、風邪という身体性があおからガールに拡張していくオチだったり。
後半の夢は共同幻想であり、誰かの欲望と特定されることはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
誰かの夢ということにすると、ガールは『人間』になりたい、15センチの玩具ではいたくない(いてほしくない)という重すぎる願いが反映されることになるので、そこボカすのは大事だ。
アレは夢、綺麗な夢さ。
絵の気合い入りっぷりを見ていると、胡蝶の夢な感じとか、人造少女の儚さ云々よりもとにかく『作画でガールが描きたい』という欲が最初に走ったエピソードだとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
オタク脊髄に直結な欲望だが、それが下等でSFテイストが上等ってわけでは、当然ない。排他なわけでもない。
とにかくバーゼをちっちゃく可愛く描こう! という気合が感じられたが、他のガールたちも色んなおべべを着て、様々に可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
こういうの一本推しで走りきれてしまうのは、このお話のわかりやすい強さだなと思う。そこを土台に、詩情とか成長とか、色々積み込みもする。
そういう欲張りな感じ、なんでも積めるだけ積んで高速で走る疾走感は、やはり見ていて楽しい。生きてる蛇にまたがるマテリア姉妹の、超直線的なファロスの暗示とかな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
狙って出しているのかはわかんないけど、ちょっとオールドスクールな風情が脂っぽい作風から角を取ってて、スッと食えるなやっぱ。
しかし、Aパートで大暴れする轟雷を見ていると、序盤のクール素体系少女の面影は二兆光年の彼方に吹っ飛んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月29日
気持ちを入れ替えてあおママンの看病をするしおらしさ含めて、変わっていく轟雷を楽しむアニメなのだなぁと思った。それはベタ足勝負の欲望充足と同じくらい、僕には嬉しいものだ。