アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
四つ星強化月間二回目ということで、ブランド回であり、ツバサ先輩回であり、ローラ回でもあるスパイスコーデ継承回。
色々抱え込んで見始め、見終われば何かがまとまるだろうと思っていたが、終わってみても混乱がある。それを文字にする作業は不毛だろうが、やる。
色々思うところはあるが、まず感じたのは『二期っぽいな』ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
唐突な3つの試練のトンチキっぷりとか、新要素であるブランドの値段を積極的に上げていくところとか、二期で推してる(と僕が感じてる)要素が前面に出ていたと思う。
それ自体は作風なので、良しでも悪しでもない。
ただ、過去の物語との接合がスムーズだとは言えない。新要素なのでしょうがないが、スパイスコーデにローラが寄せる思いはやっぱ新しいものだと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
過去からあったものであるかのように扱われていたが、一期ではグリッターを使った自力でのドレスメイク推しだったんだから、ブランド話はない。
ブランド持ちであり、第33話で世話になったリリィに相談にいったり、可能な限り分厚さをつけようとしているが、やっぱ不自然さはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
いろんな都合で、このタイミングでローラがスパイスコーデを継承し、ツバサが退場し、ブランドを全面に押し出す必要があるのだろう。まぁしょうがねぇ。
接合がスムーズではないと感じるのは、一期と二期の間だけではなく、エピソード内部の空気もそうだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
前半のコメディな雰囲気と、後半のエモい(作画と演出には気合い入りまくりで、それだけで押し切れるポテンシャルがあった)展開が、お互いを引き立て混じり合うならより良かったが。
ブランド継承は、前半のトンチキシーンだけで『合格!』とされてしまうと流石に飲めない重大事。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
なので、それはあくまで助走に過ぎず、ツバサと面と向かって覚悟を示すのが本試験、という構成にしたのは良かったと思う。絵面もエモかったし。アンナ先生のお膳立ても良かった。
ローラがブランドを継承する理由は、リリィのいう『今やるべきことを、精一杯やる』ことが出来ていたからで、アンナ先生のいう『自分の道を見つけたから』だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
つまりローラは過去に『自分のやるべきこと、歩むべき道』を見つけられず、S4戦でも掴みきれなかったキャラだった、ということだ。
一番分かんないのはここで、ローラってそんなに視野が狭い子だったっけか、という疑問が出る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
作中で進行していること、『そういうことですよ』と確定していく事象と、僕が勝手に画面から受け取ったものの間にズレが生じている。それは僕の妄想が暴れているだけなのだが、少しは画面の中に由来もある
序盤を思い返してみると、ローラは実力的にも性格的にもそつがなく、優しく真面目な子だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
『ゆめと比べて道が見えない、自分がわからないから、二番目になった』というロジックで押すなら、前段階でわかりやすい欠点を付けても良かったのかなぁ、と思う。
まぁ僕は、優秀で優しく視野が広い子として桜庭ローラを受け取って、そのイメージの上で好きになったわけだけども。このお話がそういう存在としてローラを維持したいのか、はたまたそれは思い込みでそういう子ではなかったのか。色々とぼんやりしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
ローラを抜き去ってS4…勝者になったゆめの優位が圧倒的に明確ならば、ここら辺の落差もわかりやすくなったのだろうが、彼女の強さを示す舞台装置だった『あの力』は曖昧で『乗り越えるべき悪いもの』として描かれて、(一旦かどうかは分かんないけども)舞台からさって言った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
結果、ゆめのアイドルとしての優位はあんま鮮明ではなく(つーかひめ先輩に負けて、赤服譲られて終わったわけだし)、それで負けるローラの劣位も判然とはしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
ここら辺の不鮮明さは、四ツ星の利点が不鮮明なので、VAの主張や強みがボンヤリしてるのと共通だと思う。
あるいはそこら辺の反省を踏まえて、エルザは穴のわかりやすい、パーフェクトなライバルとはいい難い描写を積んでいるのかもしれないが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
自尊心が高いのはいいが、他人を腰抜けと仮定するのは、あんま尊敬できる態度じゃあないと思うよ。敵役だから尊敬されても困るのかもしれんけども。
劇組のスジを曲げて、あこではなくローラにスパイスコーデが継承される流れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
これまでのローラの頑張りを思い出させるのではなく、リリィに口で言わせるしかない運び。
色んな場所の接合点がギクシャクしていて、そういう意味でも二期っぽいエピソードだったと思う。
その上で、エピソード単品での仕上がりはとても良く、”Miracle Force Magic”も素晴らしいステージだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
照明効果の表現が特に凄くて、強い照明がハレーションする中、ロックスター・桜庭ローラが輝く舞台は圧力があった。まぁロックネタも今回初出なんだけども。
あたかも継承の象徴のように出てきたスパイスベアが、これまでなんの言及もされていないこと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
芝居っ気を抜いた「贈呈ターイム」の言い方とか、個別のパーツはとにかくエモい。その熱量を真実だと思えばいいのか、接合点の脆さを気にかけ続ければいいのか。正直全然わからない。
まぁ僕がどう戸惑おうと作品には影響は及ばないし、ローラは今回獲得したブランドと、自分なりのアイドル道を背負って今後も進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
それをローラが主役ではない回で活かし、他の要素と接合させ膨らませてくれると、良いなと思う。前回のあこと同じだな、ここら辺は。
僕がローラの作中の扱いにここまでこだわる(もしくはゴネる)のは、彼女が桜庭ローラ個人であると同時に、もっと大きなものを背負えるキャラなのだと見込んだ(もしくは思い込んだ)からなんだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
優しさとか、強さとか、公平さとか、夢とか。そういうのを体現してくれる女の子だと思った。
でも気づけば、ローラは世界の真実にアプローチする資格のない『二番目』で、道に迷っている事になっていた。公式がどういう絵を描きたかったかはエゴイスティックに横において、僕の感覚としてはそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
『二番目』にしか行けない場所に行かせようという意思は、今回のブランド継承からも見える
ローラもまた、『二番目』であることを諦めずに、必死になってやっている。赤服貰えなかった以上、凡人だと言われた以上、『今するべきことを、必死にやる』以外に出来ることなんてない。そこのロジックは通っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
そこら辺を認めた上で、やっぱ『桜庭ローラってそうだっけ?』という疑問は残る。
ローラは多分、四ツ星がVAに、ゆめがエルザに『勝つ』時決定打になる。エルザの高慢をひっくり返すには、エルザが切り捨てる『凡人』であるローラが何かを成し遂げるのが、一番効くからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
それは彼女のフアンとしての期待でもあるけど、そこを外すほど不鮮明なアニメでもないと思っている。
僕の違和感はさておき、ローラにとってもツバサにとってもブランドという要素にとっても大事な回で、『ローラの強みは『凡人』なことです。自分なりにできることを必死にやる、自分なりにできることを見つけたことです』と言われた以上、ローラの強さはそこだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
今願うのは、今回見せて決めた桜庭ローラの強さは、ブレずに使い切って欲しいな、ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
過去の描写との接合点を巧く造ることで、未来の物語もよりスムーズに、スマートになるだろう。そういうのが苦手なアニメだってのはそろそろ感じているが、それでもまぁ、期待はしてしまう。
例によって例のごとく、今の描写は未来に繋がってみないと評価はしきれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
『譲られた勝ち』としてS4戦を描いたことは、四ツ星の頂点でありつつあくまで挑戦者として描かれるゆめ達に繋がっている。今回のブランド譲渡も、その線上にある。アリバイのように翼との過去を嘆くあこの描写。
キラキラと光るあこがれの世界。トンチキで楽しいことがたくさん起こるワンダーランド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
アイドルを扱いつつ、スターズは才覚で選ばれ、勝敗が分かれ、惨めさが常に付きまとう『普通』の世界をあえて切り捨てずに進む道を選んできた。主題にするには苦すぎるが、触った以上描ききらないと嘘になる。
毒を薬に変えるさじ加減は、いつだって難しい。ぶっちゃけ過去の扱いには、成功とはいえないものも山と積まれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
ローラの惨めさと、それを受け入れた輝きは、堂々とたい焼きのキグルミを着こなす姿で、やっぱりエモく表現されていたと思う。それを一瞬のきらめきにしないためにも、今後が大事だ
こうして書いてみると、自分はかなりスターズを信用していないんだな、と思う。身勝手に思い願ったり創造から外れて、裏切られたと感じて、信頼貯金をかなり下ろしてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
それでも、自分の評価基準に似合うかどうか、まだ見ようと思い実際そうする程度には、作品もローラも好きなのだろう。
ひどく捻れて、面倒くさい視聴だなぁと自分でも思う。アイカツブランドからの/への呪いみたいなもんかな、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年6月22日
色んなものがさっぱりわからないまま、僕は来週のリリィ回も見る。多分今週みたいな寝言は言わない。リリィは結構、接合点が強いからだ。強い接合点を今後も、増やしていって欲しい