イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/07/17 DLH『嵐を呼ぶ転校生』

昨日は深夜セッションのダメージが残る中、デッドラインヒーローズを遊んだよ。僕のオリジナルシナリオ。

シナリオタイトル:嵐を呼ぶ転校生 システム:デッドラインヒーローズRPG GM:コバヤシ

シェンツさん:"カイザーナックル"皇帝拳風太:16歳男性:エンハンスド 前項に名を轟かせる凄腕の不良であり、猛獣のごとく遠巻きに扱われている健康優良不良少年。実は複雑な過去を持ったサイボーグ。発勁回路を全開にして放つ琉球空手は、無敵の威力。
新米くん:"ストームダイバー"ケニー・G・アラシ:17歳男性:サイオン 普段は煮え切らない印象の高校生、その実身体能力を瞬間的に向上可能な異能者。常人には扱いきれないビッグガンを握り、戦禍の中心に飛び込んでいく。
ソエジマさん:"マダム・シルバーバックス"リンジー・ウルフマン:55歳女性:ジャスティカ ヒーロー学の世界的権威であり、今はより若い世代の未来をつくるために高校教師をしている女傑。人間の可能性をけして諦めない、不屈のタフな教育者。ナチュラルに肉体戦闘も強いゴリラ系女子。

このメンバーで、ヒーロー学園モノシナリオを遊びました。『謎の転校生! 日常という名前の非日常! 迫りくる学園祭!!』と、ヒーロー×学園でやりたいお約束はだいたい盛り込んだ感じ。映画も撮るぞ。
今回は自分なりにしっかり作り込んで、劇中起こることのロジックをそれなりに詰め、世界観やキャラと向かい合う時間を長く取ってシナリオを書きました。イベントシーンを急いで埋めていくのも、TRPGシナリオを遊べる形でまとめるためには大事ですが、やっぱ腰を落として自分の書いてるお話と対話し、中を詰めていくのは大事だ。
そこをしっかりやることで、リアルタイムで対話しながら細部を詰めていく時でも、理にかなったアドリブを出せるというか、路線変更してもコースアウトしすぎないというか。『準備は余裕を持って、納得行くまでやっておく』という基本のキの大事さを、執筆とプレイ両方で再確認するプレイとなりました。
DLHはシナリオ執筆も実際のハンドリングも軽めなわけですが、必要最低限のパーツが少ない分、余力を持って細部を詰め、デコレーションを盛り込むことが出来ます。人間の体力・集中力は常に有限なので、軽いのは常に正義。追加で盛って分厚くするのはユーザーサイドでもやりやすいけども、システムレベルで軽量化してなおかつゲームとして成立させるのは、センスと労力がいるしなぁ。

プレイングの方は『超人学園モノ』でいかにもありそうなシチュエーションを大事にしつつ、あえてのベタ足でしっかり盛り上がる感じに。僕は思いついたことをすぐさま盛り込む、瞬間最大風速型のハンドリングをするんですが、PLが前のめりに楽しんで膨らませてくれたので、熱のある卓となりました。
今回の話は学園という『日常』のなかに混じりきれない異能者を、学園祭という『日常の中の非日常』で馴染ませていく感じのシナリオだったわけですが、三者三様に『日常/非日常』への対応を見せつつ、明るめに展開できてよかったな、と。人間性がパラメーター化されていないので、世界観がそこまで負の宿命論で支配されてない感じが良いですよね、DLH。クラいはクラいんだけども。
というわけで、なかなか手応えのあるセッションとなりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。良いセッションだった。