徒然チルドレンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
うまくいく恋、行かない恋。すれ違いは恋心のスパイス…とはいうものの、あんまり多いと涙がでる。そういう感じの、波風多めの回。
存在しているのか分からんが、オムニバスを貫く『軸』を幻視するのが、このアニメ見る時の楽しみになってるなぁ…意図を読むというか。
ファーストエピソードは"月がきれい"を思わせる、デジタルデバイスを活かしたラブ・コメディ。顔が見えないからこそのすれ違いだが、あのまま終わるとただの悲劇である。小気味良いテンポ、象徴性と笑いのバランスが良かっただけに、フォローアップのエピソードが欲しくなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
ここら辺の『美味しかったけど、ちょっと食い足りないかな…』という煽り方は、短編連作の形式を最大限活かした読後感だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
短いエピソードを手早く回しているので、フォローまで過剰に時間がかかることもない。他のエピソードを楽しんでいるうちに、スッと次が来る心地よさ。
第二編の天文部エピもこれで、既に関係が出来上がってしまっている笹原を背景に、新しいカップルのすれ違いが来た。素材をこう使ってきたかぁという驚きと、それにとどまらないカップル個別の味。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
七瀬さんの面倒くささが天井超えてて、すんごい悶えた。今回は女の子良く泣くなぁ…。
クールガイ豪田とシャイガール上根の第三編でも、気合の入った泣き作画が生きていた。鼻水垂らしてブッサイクなところが、感情の総量を感じさせて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
しかしこのアニメ、クール&ホットの組み合わせが多いな。温度差で話が転がる、定番の取り合わせってところか。
すれ違いや勘違いがなく、思いがそのまま伝わってしまってはドラマにならない。落差と障害が劇作にうねりを加える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
涙多めの今回は、恋愛劇のそういう部分にフォーカスしたお話だったと思う。それでも甘く仕上げて、あるいは笑いでくるんで、ラブ・コメディの枠に収めているところは流石。
桃や林檎のように、甘くて酸っぱいそれぞれの恋。超短編一つで個別の味わいをしっかり際立たせつつ、話数をまたいだ連続性も楽しめる。キャラクター的にもシチュエーション的にもバラエティ豊かな作品の強みを、しっかり感じられるエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
いや実際、フォローアップは頼みますよほんと。
まぁ言うても、あくまで『オタク向けラブコメ』の範囲内に収まるようにきっちり調整しつつ、バリエーションは出しているのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
短くて、沢山で、あくまで優しく裏切られることのない笑いと恋。欲しいところにしっかり投げる調整力が、実はこの作品一番の強みかなと思っている。裏切りがない。
クールも1/3を過ぎて、作品の『型』みたいのはなんとなく感じ取れている。『型』を心地よく投げられる巧さへの信頼感と感心も。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月3日
その上で、半歩捻った裏切りを期待してしまうのは、贅沢だなぁと自分でも思う。ただま、そろそろ変奏が欲しいタイミングではある。さてはて、次週どうなるか。楽しみだ