アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
夏だ! 水着だ! 肩から性的すぎるから上は絶対死守だ!!
コンプライアンスと情熱がせめぎ合う、弾ける真夏の炭酸水。シュワっと刺激的で、ライトで楽しいお話。生粋のエンターテイナーであるゆずの人間性もよく見え、普段と違う絵面が華やかなファンサービス回。
お話としては水着でドタバタ、賑やかに駆けずり回る抜き回である。髪型も衣装も普段とは違っていて、真夏のスペシャルな雰囲気がよく出ていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
同じく夏が舞台だった映画を引用して、まひロラ・あここはがタッグで動くのもなかなか良い。やっぱあここはの仲良し児童感はスーパーグッド。
同時に色々暗喩の聞いた話でもあって、きららは場に馴染むべく水着を着るのに、エルザ&レイはいつもどおりVAの制服を頑なに守る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
きららは登場するごとに変化(≒成長)があるキャラだが、『楽しければOK!』という根っこは変わっていない。不要なプライドと傲慢さが巧く削れている印象だ。
エルザが『どこか間違えている』キャラクターなのはずーっと続いている描写で、VAの制服を脱ぐのはそれが是正された時…ラスボスでふんぞり返る必要がなくなった時なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
なので、今回は水着は着ない。今回はエルザ回ではなく、二年生を存分に遊ばせることでゆずのキャラを描く回だからだ。
サプライズとエンジョイをたっぷり詰め込んで、みんなを楽しませる。ゆずの根っこにあるのもまた『楽しければOK!』というエンターテイナー気質である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
山ほどの宝箱は水着と合わせて、ワンダーランド感が良く出る道具立てだった。それを用意し、みんなに楽しんでもらうゆずの心意気も、よく伝わる
観客も後輩も、みんな魔法の国に引き込んで楽しませる。自分も安全圏で見ていられず、そこに飛び込んで一緒に遊んでしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
そういう気質の延長線上に"ネバギバ☆"のチアフルなステージがある。3Dモデルの眼にとにかく『圧』があって、ゆずのあふれる才気を巧く表現していた。
ともすれば暴走になってしまう、ゆずの才気の迸り。女房っ面で手綱を握り、進行役を担当していたリリィがいればこそ、それを最大限活かすことも出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
今回の話は『リリィにとってのゆず』を描いた第42話に対し、『ゆずにとってのリリィ』を描いたアンサー回だった気もする。
もう一つ特徴的なのは、常に画面の端っこで騒ぎ続ける観客たちだ。S4としてアイドルのてっぺんに立ってんだから、一挙手一投足が見られているのは当たり前と言えば当たり前。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
なのだが、スターズは『見られる存在』としてのアイドルにそこまでカメラをあてていなかったので、新鮮でもある。
無防備な水着で、宝を探してはしゃぐ。プライベートな喜びは観客の目に晒されることで、パブリックなアイドル的営為に代わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
これを『アイドルにプライベートなどない』と見るか、『編集されたプライベートはファンサービス足り得る』と見るか。おもしろいところだ。無印オフタイム回との対比込で。
そしてゆずが用意した最大のサプライズ、旧S4復活。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
個人的にはもうちょっと引っ張ってもいいネタだとは思ったが、これも一種のファンサービスか。
他の後輩に一切目もくれず、即座に虹野の肉体を堪能しに特攻むあたり、ひめ先輩が一切ブレてなくて安心するやらビビるやら。あなたさー。
現S4として必要な規律や統率、責任を描かないうちから旧S4を呼び戻してしまうのは、結構危うい描写な気もする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日
しかしあくまで、水着で過ごす特別な時間が見せた、真夏の一瞬の夢、泡沫の白昼夢と見過ごせる配置でもある。ただ楽しい回でこの手を打つのは、そういう効能もあるのだろう。
後輩がいろいろな事情で晒せない肩を『うわっはっはー! 知ったことかーい! こちとらもう社会人じゃーい!!』とばかりにバリバリ晒し、大人カワイイをガンガン推してくる先輩どものフリーダムさ含めて、ポップで楽しい回だった。そこで終わらず、ゆずの器が見れたのも良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月4日