THE REFLECTIONを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
まったり侘び寂び現代異能アクションアニメ、ニューオーリンズ後編である。シェルターとして機能してたマイケルの自閉を、エレノアの覚悟が揺るがし、色んな人の殻が割れる回。
変化していく人々と、むっつりと正義を遂行し続けるエクスレイの対比が面白い。
つーわけで、奴隷商人は地下警察だったところから始まる今回のREFLECTION。世紀末都市ニューオーリンズから実を守るべく殻にこもったマイケルの決断だが、安全な檻の暮らしは完璧な答えとはいえない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
ではどうすれば? と言う部分にエレノアが切り込み、自分も変わっていくのが今回のお話
ヴィーとマイケル。REFLECTIONで運命を狂わされ、煙と光に別れた二人が両方とも、自閉の方向に舵を切っているのは面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
ヴィーの外郭が心の繁栄だとしたら、煙によって変化する身体は、光によって変質する身体と繋がっていることになる。対立するようにみえる2つは、案外近いのかも。
いくら心を閉ざしたところで、世界がそれを許してくれるとは限らない。人間のクソな部分を煮詰めたような差別主義者が子供を追い詰め、シェルターを暴く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
それと同じように、ヴィーの心の檻は窮地に壊され、マイケルを愛する中身が顔を出す。外部に露出するというのは、悪いことばかりではない。
『外に出ろ。権利を確保しろ』とせっつくエレノアだが、彼女自身も居場所を見失い、外部にどう己を発露すればいいのか、迷っている最中だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
自分の言葉の責任を取るように、短距離転移能力を使いこなし、暴力に立ち向かうエレノア。ニューオーリンズは、ヒーローとしての彼女が生まれる舞台だ。
いかにもヒーローな外見と能力を持つエクスオンに、英雄であることを押し付けていたエレノアは、今回殻を破って前線に立ち、能力を活かして立ち回る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
『アナタみたいになりたい』と、憧れを口にしていた少女はついに行動する。ここら辺、序盤のストレスが巧くカタルシスになってて良かった。
エレノアを覚醒させる触媒になったリサは、ボーッとしたエクスオンには頼らず、自分の足で世界に飛び出していった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
途中翼をもがれるところもあったが、他でもないエクスオンに助けられ、美味しいタイミングでカバーに成功。ほんとあのロボつええな…燃費設定つけてなきゃ、お話壊れてるぞ。
不動で無関心に見えるエクスオンだが、車椅子を担いで街を飛び回り、仲間の窮地をしっかり救っている。ただ助けるのではなく、リサの足であり力でありプライドでもある車椅子を持っているのが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
リサが堂々と口にする『あるべきリフの姿』と、エクスオンの無言の行動主義の対比は面白い。
エクスオンサイドはエレノアを中心に、色んなものが出会い、変化していく話なんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
そこに動かない、喋らないエクスオンがいるのは一見違和感なのだが、彼が不動の行動主義とシンプルな正義を体現することで、変化していく情勢と人々が分かりやすくもある。面白い物差し置いたなぁ。
悪が力を束ねるのなら、善もまた力を束ね、己を主張していくべき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
エレノアが窮地の中で見つけた答えに、どう分厚さをつけていくか、それは今後の軸になる…のかなぁ。
あくまで個人としての成長物語に収めるのも面白そうで、社会変革の芳香に行かなくてもイイもん見れそうではある。さてはて。
とまれ『力を束ねる』というのは現状ただの理想、実力なき無力でしかない。シェルターを開放したことで悪に付け込まれ、守っていたはずのリフは悪の手に落ちてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月20日
ヒーローとして一歩を踏み出したエレノアには、早速厳しい現実の波が押し寄せる。この波をどう乗りこなすのやら。来週も楽しみ。