イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/09/18 デレマスBBT『のあの箱舟』

今日はよねちょくん主催のデレマスBBTオフに参加しました。僕はC卓、助清さんGMのシナリオに入ったよ。

シナリオタイトル:のあの箱舟 システム:BBT GM:助清さん

ゆーじさん:"だだもれエモーション"大沼くるみ:13歳女性:ディフェンダー:死せる者=スライム 難しいことはよく分からない、一歩ずつ前に進む系アイドル。実は一度死んでおり、地球外粘体との共生関係にある。世界の理不尽と仲間の思いを、必死に噛み砕きながら人生を戦う。
Hacker-NAさん:"天才ロボ少女"池袋晶葉:14歳女性:アタッカー:自動人形=マッドサイエンティスト "父"によって製造された自動人形であり、プロデューサーとの出会いによって人の道に目覚めた危険なる科学の子。ロジカルに世界を腑分けしつつ、人間の体温を愛おしく思える情を持つ。
鶏肉さん:"フルスロットル"原田美世:20歳女性:アタッカー:サイボーグ 死の淵から改造手術によって蘇り、愛するオートモービルと一体化したアイドル。胸のエンジンに火がついた時、伝説が始まる。
コバヤシ:"宵闇ヲ穿ツ七色ノ極彩(ダークイルミネイト)"二宮飛鳥:14歳女性:サポーター:異能者 特別であることを願う、ただの尖った14歳……だったのだが、アイドルと異能に同時に目覚め、日常を超越したイレギュラーとなった少女。ナイフのように荒れ狂う思春期の中で、己の至らなさと人の優しさに目を向ける。

というわけで、高峯のあさんをヒロインに据えた、オーソドックスなシナリオを遊んできました。ハンドアウトの段階で大体の構図が見えるシンプルなシナリオだったのですが、その堅牢性を丁寧に取り回し、成功のイメージを共有しながら皆で卓を作れました。分かりやすいってことは、強いってことだ。
GMの助清さんはお久しぶりです、GMとしては初めましてって立場だったんですが、的確な言語化能力と率直な態度、卓への強くストレートな熱意を強く感じられるマスタリングで、素晴らしく楽しかったです。時折笑いも交えつつ、『面白いセッションにするぞ!』という想いがまっすぐに胸を突いてきて、こちらの意欲もガン上がり。自然とノセられてしまうクレバーな捌き方、とても素晴らしかったです。
プレイヤーの皆さんは初めましてだったんですが、各キャラクターがシナリオにどういう角度から入り、どういうモチベーションで熱を上げていくかを即座に共有して、見せ場を分配しながら遊ぶことが出来ました。ああいう位置取りが当意即妙にやれるのは、とても気持ちがいいですね。お互い『いいセッションにしよう』という気持ちが強くあって、それが共有された結果だと思います。
自分はキャラ付けが全部本当のことになった二宮飛鳥で参加。下の位置から睨めつける、イヤーな14歳を堪能できました。根性悪い立ち回りは他のPLさんの協力あってのことなので、非常に助かりました。楽しかったです。

というわけで、『狂気の沙汰』『クレイジーパンチアップ』などとも噂されたデレマスBBTオフ、蓋を開ければ大盛況の大成功と終わりました。台風という最後にして最大の強敵も無事一過、夏の揺り戻しのような熱さの中で皆が楽しく、場を共有していました。
一サークルの同人サプリという、猛烈にマイナーなセッティングをコンベンションという形で世に問い、交流の場を作ろうという思い。それは勝算のない無謀な熱意(エゴ)なのかもしれませんが、よねちょくんは実際定員キッチリに人を集め、スタッフやGMさんたちと場を作り、楽しい時間を供給しました。やり遂げたわけです。
それはどこか、強烈な意志が世界を変えていくというBBTの世界律を思わせる光景で、僕にはとても眩しかった。あそこは確かに、主催者のエゴが一つの世界を為した、一種のドミニオンだったわけです。あの場所が成立するために僕は何をやったのか、何が出来たかを思うと少し面映ゆくもありますが、終わってみると良かったなぁと思います。
デレマスが好き。BBTが好き。デレマスBBTが好き。そういう想いとリスペクトは感染し、拡大し、『BBTやったことありません!』って人ひっくるめて巨大な渦になった。面白いものに参加できました。同卓していただいた方、一緒の場にいてくださった方々、ありがとうございました。良いセッション、良いオフ会でした。