イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/10/9 TNX『ライブ・ポルターガイスト&デュアル・ビズ』

今日は田中くんにRLをしてもらって、UL-NOVAを二本遊びました。NeuroCrowDさん(http://dappleox.web.fc2.com/nova/NeuroCrowD/UL_NOVA.html)掲載のシナリオと、田中くんのオリジナルシナリオだよ。まずは一本目のレポート。

シナリオタイトル:ライブ・ポルターガイスト システム:NOVA-X RL:田中くん

二次元くん:美杉ナオト:24才男性:ニューロ◎クグツ=クグツ● 一見お軽いニューロキッズだが、スラムの地獄から引き上げてもらった千早に心からの忠誠を捧げ、自然体で現代のサムライとして生きている工作員。若くして確固たるスタイルを持つ青年。
コバヤシ:"凡人探偵(コモン・ディテクティブ)"ソーマ・月宮=チャンドラセカール:35才男性:コモン◎フェイト●シキガミ 確固たるスタイルを持たず、口に糊する手段として探偵を選んだ冴えないオッサン。20年前は物語の主役をやっていたが、それを支えてくれた全てを失い、人生の泥沼に迷い込んだ。かつて英雄が残した弓を身を焼かれつつ握るとき、一瞬の輝きを放つ凡人。

一本目はソエジマさん執筆のULシナリオ。変化球の導入とど真ん中の人情風味がうまく絡み合い、非常に速いストレートになっていました。ちょっと捻ってるけども、モチベーションや真心の部分は嘘をついていないバランスが、アクトに入り込む足場になってくれていてとても良い。ソエジマどんはそういうシナリオ書くの上手いね。
プレイの方は先日使ったソーマの20年後、自分が主役の物語とスタイルを投げ打ち、エキストラに堕ちた状態をプレイしました。コモンは『スタイルを失ったキャラ』を合法的にやることも出来るので、表現の幅が本当に広いな、と感じます。今回は迷いの部分を強く掘り下げたので、いつか自分のスタイルを再獲得するアクトをやってみたいな、と思います。
二次元くんのクグツは僕の希望をよく見て、年齢的にもプロフェッショナル力的にも対比になるようなキャラをやってくれました。掛け合いも微温的なところから始まって、次第にスタイルの本質に届くようなディープ&コアなロールをしっかりやることが出来て大満足。プレイの中で実働させながらキャラを掴んでいく、TPRGの醍醐味をたっぷり味合うことが出来ました。有り難いことだ。
たっぷり楽しんでなお余力があるのがULの良いところであり、オルタナティブサイトでNOVA熱が上がっている僕らはガッツリゲームを続けることにした。

シナリオタイトル:デュアル・ビズ システム:UL-NOVA RL:田中くん

二次元くん:"審判の矢"迎飾利:32才女性:クグツ◎ミストレス●カブトワリ 愛するもの全てが死に飲み込まれるという、特大級の不幸を背負った工作員。生来の優しさが人を殺す宿命に疲れ果て、敵を穿つのではなく味方を支える銃弾を求める、運命の迷い子。
コバヤシ:"怪盗ナイトフォッグ"アーサー・アレン・ビアズリー:年齢不詳男性:カゲ◎フェイト●エトランゼ 怪盗にして名探偵、謎めいたナイトクラブ"夜霧邸"の主人を務める怪人。その正体は異世界『スチームパンク・ロンドン』からやってきた蒸気紳士であり、正義の守護者、尊厳の奪還者としてニューロエイジの夜を駆け、弱者を守る。

というわけで、田中くんの久々のオリジナルNOVAシナリオ。モチーフに関する強い関心を全面に押し出し、熱量のあるシナリオに仕上がっていました。情報やモチベーションの構造もコンパクト&スマートで、遊んでいてとても楽しかったです。やっぱ興味の熱量は、ゲームを面白くする大事なポイントだなぁ。
僕は地べた這いずり回る凡人から一気に超次元の魔人をぶっこみ、思う存分夢っぽいことを吐き出し大満足。ロールの間に、グッピーなら死ぬくらいの温度差があったなぁ。エトランゼらしい異質な存在なんだけども、正義や尊厳を信じる価値観の根っこが共有できると、TRPGでは問題なく交流できるね。
このシナリオでも二次元くんはこちらをよく見たロールをしっかりやっていただいて、落ち着いた雰囲気の傷追い人を。こっちが傷ついた存在を守りたいヒロイックな存在なので、噛み合う弱さと、こっちとは別種の強さを持ったいい住み分けが発生していました。異質なものがお互いをよく見て、渦を作っていくのはやっぱとても良いね。
田中くんは二本のシナリオを区rバーに、温度高くマスタリングしてくれました。全体的に落ち着きが感じられ、とっても良かったです。やっぱ余裕ある態度で捌いてもらえると、こっちも安心して遊ぶことが出来る。非常に楽しかった。
良いセッションでした、同卓していただいた方ありがとうございました。