このはな綺譚を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
珍妙旅館に厄介になることになった主人公が、ワーカホリック姉コンプレックス限界クール女をズブズブ溶かしていくアニメの本懐が、思う存分発揮される櫻デートな第2話。
二話でやる感情総量じゃない気もするが、全体的にエモくいく、ってことだろう。
流石に第1話の過剰なテンションは少し薄れたものの、檜扇や市女笠、壺装束など和装に凝った絵は健在。やっぱ小物凝ってくれると、『ナオンが可愛い』以外の見どころが出来てええわ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
スローモーションの代わりに、静止画をパパッと繋ぐ演出も特徴的だった。演出高橋亨か。
お話としては皐のキャラ設定に柚が切り込んでいく過程を、デートと桜前線(擬人化)上昇に絡めて展開。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
姉へのコンプレックスでがんじがらめになって、クールぶってるくせに感情拗らせてる皐の面倒くささと、そのうねりを自分ごととして共感できる柚の特性は、よく感じられた。割れ鍋に綴じ蓋やな。
デートの舞台を『街』にすることで、此花亭が置かれている特殊な立地も見えた。人間の領域と神霊の領域、その中間に位置する場所なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
動物や木の御霊も人化して心身を休め、彼岸か此岸か、己の領域に還っていくと。此花亭は一瞬の宿り木なわけだ。客神への奉仕って意味では、一種の巫女か。
『ケモミミ生えてる時点で不思議存在じゃん。格差とかないじゃん』と思わなくもないが、ケモノ社会において巫女と仲居は大きく違う存在のようだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
そこら辺の差を巧く解消できないまま、クールぶって凝り固まっている皐は、攻略されるのを待ってる城みたいなもんで、そら年下の天然はクリティカルだ
冒頭のお風呂シーンには『オラッ肌色! これでノルマクリアだー!』と言わんばかりのやけっぱちを感じたが、柚が皐のこわばりをほぐす存在だという暗喩、櫻姉妹の騒動を解決した後のほっこりした和解の予言という意味も、多分あったのだろう。桜散らしていたのは、モザイク代わりってだけじゃないのぜ
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
皐が柚にズブズブにされていくように、柚も皐にズブズブ切り込まれてワンワン泣いておった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
感情のボルテージ曲線が急すぎね? と思わなくもないが、まぁ感受性豊かな子なのであろう。もうちっと世界に腰まで使ってから、こういう温度の揚げ方をして欲しかった感じもあるが、多分この勾配がデフォ。
今後も神霊が持ち込む厄介事に対処したり、旅館の業務をこなしたりしつつ、黒髪クールがふわっと天然にズブズブ癒やされ、年下が年上にズブズブになっていく過程が描かれるのだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
『スカした黒髪が、もう取り返しが付かないところまで女に入れ込む話が描きてぇ』という、シンプル情熱を感じる。
クールな黒髪が限界領域まで圧を高め、世界唯一の救いであるかのごとく天真爛漫なちびっ子に体重を預けていく話は、オレも(多分全人類)鉱物なので、ガンガンやってほしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
合間合間に、旅館のオモシロ仲間の人格とか、ズブズブ加減とかも見たいもんだ。あと不思議なアストラル世界の日常。
第1回の過剰なテンションとクオリティで全話走っていたら、とんでもない怪作になっておったろうが、流石に圧は薄まった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
◇口になってヘニャっと作画するシーンも増えたし。あれ、"紅殻のパンドラ"の簡単くらりんみたいで好きなんだ。クラリオンが好きなだけとも言う。
というわけで、24分かけて作品のデフォルトを紹介するという『2話』の仕事をしっかり果たす、感情複合限界女とゆるふわ年下女の櫻デート回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月11日
いい塩梅に相互ズブズブしてきたので、今後もガンッガンズブズブして、取り返しつかなくなってくれ。あと美術と小物に凝ってくれ。次回も楽しみです